好きって幸せ!

好き!があれば人生はもっと楽しくなる!

PR

科捜研の女 感想 19シリーズ第31話

19シリーズ第31話 ピンク色の鑑定 

 

あらすじ、撮影裏話 

・第31話のあらすじはこちら。

ピンク色の鑑定 | 東映[テレビ]

・第31話の撮影裏話はこちら。

マリコのネイルサロン | 東映[テレビ]

 

感想

この回の注目ポイントは、

  • 予想を裏切られる展開
  • 哲学の深い話をするニーチェさんの話を聞いていないマリコさん
  • 亜美ちゃん、よくわかったね!
  • マリコさんと宇佐見さんの意思疎通
  • 誘拐事件の真実
  • 春を感じるマリコさん

です!

・予想を裏切られる展開

そんなに勘が鋭くない私ですが(笑)、今回は特に予想がことごとく外れました。

私、今回の被害者を殺害したのは、あの繊維会社の社員だと思ってたんです。とほほ。

土門さんに、

「ありもしない誘拐事件のことを、いろいろ調べて大変ですね」

みたいに嫌味を言ってたんで、おそらくそうだと(泣)。

 

実は、その社員は被害者と共謀して、子供だった川上夏夫さんを誘拐した犯人でした。

でも、被害者を殺害したわけではなかった。

まさか犯人があの人だったなんて。全然思いつきませんでした。

 

あと、東ちづるさんが演じた被害者の奥さんが、事件自体にはあまり関わりがなかったのも意外でした。

 

・哲学の深い話をするニーチェさんの話を聞いていないマリコさん

ニーチェさんというホームレスの男性が被害者のことを知っており、話を聞きに行った土門さんと蒲原さん。

 

哲学の深い話をされて、土門さんはやはり年の功なのか、感情をはっきり出すことはありませんでした。

でも、蒲原さんが思いっきり、

「何言ってるんだ、この人」

みたいな表情を浮かべていたのが面白かったです。

 

蒲原さんはわりとこういう反応が表情に出ますよね。

マリコさんと同じように、粋がわからないし(笑)、チェロの音楽は「変な曲ね」で意見が一致するし(笑)。

 

マリコさんはさらに先を行っています(笑)。

ニーチェさんが捜査のヒントになるようなことを言うと、話に割って入ったり、首根っこをつかんだり。

ニーチェさんのうんちく話を全く聞いていないようだったのが、マリコさんらしかったですよね。

そうそう、ニーチェさんを演じておられた越村さん、いいお声でした!聞き惚れましたー。

 

・亜美ちゃん、よくわかったね!

そんなのあたり前じゃん!と言われてしまいそうですが、科捜研のメンバーが桜の木を探しにいった時、亜美ちゃんが、

「あ、これじゃないですか?」

 って言ったの、すごくないですか?私、木の種類とかよくわからないから、すごいなーと思ってしまいました。事前に写真を見てればわかるのかなー。

 

マリコさんと宇佐見さんの意思疎通

マリコさんと宇佐見さんだけがわかってて、二人の間でどんどん話が進んでいって、亜美ちゃんが解説を求めるシーン、これまでも結構ありましたよね。

亜美ちゃんが二人を止めてくれないと、視聴者も全然わからない(笑)。

そういう亜美ちゃんの役割も大事だなーと思います。

 

・誘拐事件の真実

自分が実際に誘拐された事件があったことを、夢の話だと思い込んで成人した川上夏夫さん。

父親に誘拐事件が起こったことを否定されて、二度とそんなことを言うんじゃないと言われたため、自分を抑圧してしまったんだとか。

それでも、当時の記憶が完全になくなったわけではなく、時々記憶の断片が浮かび上がってはいたんですよね。

 

誘拐事件に加担して、今回殺害されてしまったホームレスの男性、後藤さん。

肝臓の病気で余命が少ないことを知らされて、罪を謝罪したいと川上夏夫さんやその父親に接触することになります。

それが今回の悲劇を生んでしまったんですが・・・。

 

夏夫さんの父親が脱税をしていたのはもちろん悪いことです。

でも、昔から付き合いがあった職人さん達との取引をやめて、海外で大量生産する方針に変えたことは、悪いとは言い切れないと思うんですよね。

最後に夏夫さんは父親のことを間違っていたと言っていましたが。

経営者として、利益を出すことを考えるのは当然のことだと思うし。

職人さん達との取引を続けた上で、利益を出せれば一番よかったのでしょうが。

 

夏夫さんは、両親が離婚して一緒に暮らしていなかったこともあって、父親が自分に対して冷たかったという印象が強かったようです。

でも、父親は夏夫さんのことを思っていなかったわけではなかった。だから、あんなことをしてしまったんですが。

 

被害者の後藤さんも自分の命の終わりが近づいているのを知って、一層罪悪感にかられるようになりました。

自身が経営していた染色工房が、夏夫さんの父親の会社との取引を打ち切られて、経営不振になってしまいました。

それで、夏夫さんの誘拐事件に関わって、身代金を手に入れて、工房の経営を立て直したことを、深く悔やんでいました。

だからこそ、昔夏夫さんとの約束を果たそうと、必死に行動したんですが・・・。

 

自分が加担した誘拐事件がもとだと思うと、「何だかなあ」と思うところもないわけではありません。

でも、人生の終わりに、自分がした悪いことを償いたい、謝りたいという気持ちは理解できます。

色のきれいな話をしている最中に殴り殺されてしまったのは、見ていてつらい光景でした。

 

・春を感じるマリコさん

最後にニーチェさんに会いに行ったマリコさんと土門さん。

ニーチェさんに言われて、目を閉じて春を感じていたマリコさんが可愛かったです。

 

マリコさんったら、なんかどんどんどんどん可愛くなって!もちろん、前から美しかったし、可愛かったけど。

沢口さん、声も本当にきれいでいいですよね。

  

今回は捜査の過程で土門さんとのからみがあまりなくて寂しかったけど、最後は一緒でよかった

できるだけ一緒にいてください!

 

19シリーズもあと3回でしょうか。うーん。

最後は、脚本家の櫻井さんの最新鋭の機器や技術がごりごり出てくるSPが見たいんだけど、SPはないのかな、今回は。