14シリーズ第9話 白昼の殺人雨
あらすじ、撮影裏話
・第9話のあらすじはこちら。
・第9話の撮影裏話はこちら。
感想 この回の注目ポイントは、
です!
とここまで書いて、14シリーズの第8話の感想で大事なシーンを書き漏らしていることに気づきました。
早速書きにいってきます!!
「風丘先生も驚く驚くどもマリの信頼関係」という大事なシーンについて書き終わったので、改めて第9話の感想を。
・風丘先生の「お詫び」
第8話の最後で、帰ろうとしていたところを佐沢先生に声をかけられ、危険に見舞われるのか!と思われていた風丘先生。
「こんばんは、僕の悪口言ってた先生」
と言われて、怖さ倍増です。
風丘先生は、鑑定結果や鑑定書については考えは変わらないけれども、佐沢先生を犯人扱いしたことについては謝らなければいけないと思うと答えました。
佐沢先生は、鑑定や鑑定書について自分の足りないところをあっさりと認めて、風丘先生を責めるつもりはないと言います。
ただ、犯人扱いされたことについては、
「じゃあ、お詫びに教えてくれません?榊さんって独身ですか?」
と尋ねます。おお・・・。これが悲劇の始まりだったのですね・・・。
風丘先生は、当然
「はっ!?」
言って驚きます。驚きますわね・・・。
風丘先生は監察医としての誇りを強く持っていて、同じ監察医で、いい加減な仕事をする人は許せないと考えていました。
それで佐沢先生の仕事ぶりについても批判的な目を向けていたのですが、佐沢先生の事情がわかり、佐沢先生の良いところにも気づき、後には認めるようになります。
風丘先生と佐沢先生の関係の変化も見どころの1つです。
・明らかになった佐沢先生の真実
佐沢先生は、シアン化合物による中毒死の所見をわざと見過ごしていたのではないかと疑われていました。
マリコさんだけが別の可能性に気づき、佐沢先生に会いに行きます。
そして、明らかになったのは、佐沢先生が「特異的無嗅覚症」であるということ。
シアン化合物とチョコレートの匂いを感じることができなかったのです。
土門さんが「特異的無嗅覚症」という病名を知っていたのに驚きました。前にも出てきたのかな、この病気・・・。
・もう1つの無差別殺人事件
シアン化ナトリウムを使って、無差別に人を殺害していた犯人は逮捕されたのに、アーモンド臭のする遺体がまた発見されます。
その後、オフィス街の駐車場で、シアン化合物による無差別テロと思われる事件が発生。
使われたのは前回と違うシアン化カリウムであることがわかります。
藤倉刑事部長が前回打ち出した「どのシアン化合物なのかという情報は公表しない」という方針によって、今回の事件は模倣犯であることが判明しました。
藤倉部長の方針もただ理不尽というわけではなく、有効なこともあるということが土門さんにもわかったと思います。
今回の事件の犯人は、佐沢先生の同期であり、移植医療が専門の真木先生が、自分の研究に協力してもらっていた男。
手術でタトゥーを消すなどして協力してきたのに、自分の名前は一切表に出ず、自分の功績や貢献が認められないことを逆恨みしての犯行でした。
男は自分をかくまうよう真木先生を脅します。
研究協力者が犯罪者になったことや、自分が犯人をかくまったことがわかれば、研究への大きなダメージになると考えた真木先生。
最後には、男を殺害する行為に出て、土門さん達に阻止されることになります。
・マリコさん、危ない!!
犯人の男が、毛髪、唾液、精子に違うDNAを持つキメラではないかと疑ったマリコさん。
藤倉部長の提案で、管轄の官庁から真木先生の研究データの提供を受けることになり、データを取りに行きます。
一方、自分の大学で犯人らしき人物を目撃した佐沢先生。府警本部に戻るため、タクシーに乗っていたマリコさんに連絡します。
マリコさんを心配して、府警本部に出向いた佐沢先生とマリコさんが話をしている時に、犯人の男がやってきて、マリコさんにシアン化カリウムを吹き付けます!
マリコさん、危うし!!
その知らせを受けて、心配して病院に駆けつけた科捜研のメンバーと土門さん。マリコさんの元気そうな姿を見て、一安心。
そばにいた看護師さんによると、佐沢先生の応急処置がよかったとのこと。
安心して、放心状態になっている佐沢先生が可愛かったです(笑)。
そう、佐沢先生はマリコさんの命の恩人なんです!!それなのに、それなのに・・・。
この病院のシーンで、科捜研のメンバーが帰った後、土門さんが一人残ってマリコさんについていたのが、なんかツボでした❤。
藤倉刑事部長が就任して以来、対立してきた関係ですが、この回で好転の兆しが見えてきました。
藤倉部長は、全部の情報を集めて上司が判断することより、現場の判断が勝ることもあるのだと認めるようになります。
また、土門さんやマリコさんにも、藤倉部長への信頼が芽生えてきました。
土門さんは、自分とマリコさんが藤倉部長の指示に従わず、何度も裏切ってきたのに、同じ目的を達成するために手を貸してくれたと言っていました。
この後も藤倉部長が土門さんやマリコさんを叱責したり、牽制したりすることはありますが、二人を信頼するようにもなっていきます。
今では、お互いの信頼関係は一層深まっているようにも感じます。
・ああ、佐沢先生・・・
ああ、佐沢先生、佐沢先生・・・(泣)。
気の毒すぎてここでは書けませんが(笑)、科捜研のメンバーや風丘先生が覗き見していたプロポーズのシーンは必見です!!
命の恩人なのに・・・ひどい・・・。
この前後編はやっぱりすごく面白いです。これからも何度も見ると思います!