15シリーズ第5話 致死率100%の密室
今日も宇佐見さんファンにお勧めの作品をご紹介します。
あらすじ、撮影裏話
・第5話のあらすじはこちら。
・第5話の撮影裏話はこちら。
感想
この話、狙ってますよね、宇佐見さんファンを。
「皆、こういうかっこいい宇佐見さん、好きだろう?」
って。そう言われたら、こっちだって、
「大好きですけど、何か?」
と答えたくなります(笑)。とにかく宇佐見さんがかっこいいので、必見です!!
オープン前の伝染病研究施設を見学しに行ったマリコさんと宇佐見さん。
訪問先の職員とも和気あいあいで、見学も順調に進んでいきますが、解剖室で変死体が発見されます。
しかも、その被害者には、アルタイラ出血熱の症状が見られるとのこと。
それを聞いた施設の副所長が、宇佐見さんと、馬渕英里可さんが演じる女性研究員が中にいる状態で、解剖室を閉鎖してしまいます。
マリコさんは宇佐見さんに続いて解剖室に入ろうとしていたのですが、その直前にお母さんから
「ゴキブリが出た」
と電話がかかってきて、その応対に時間をとられていたため、解剖室に閉じ込められずにすみました。
マリコさんのお母さん、かわいいですね。
ただ、解剖室に入っていなくても、感染の恐れはあるということで、他の人達も施設を出ることはできなくなります。
ウイルスに怯える女性研究員を落ち着かせようと、優しく接する宇佐見さん。
全然怖がっていないように見えると指摘されて、宇佐見さんは、
「本当はとても怖い。ただ、怖いとか悲しいとか、そういう感情が出てくる時に、必ず自分を冷静に見ているもう一人の自分がいる」
と答えます。そのもう一人の自分が、感情をそのまま表に出すことを止めているのだと。
それは研究者の資質なのかもしれませんが、妹さんが巻き込まれた残酷な事件に直面した時に、自分を守るために身についた習慣なのかもしれないと思いました。
強い感情をそのまま感じることはつらいから、自分の中で抑えてしまうことがあるのではないかと。
女性研究員には、
「宇佐見さんも大切な人を失った経験があるんですか」
と聞かれていました。
研究員自身も父親を殺害されていて、その復讐のために今回の事件を引き起こしてしまうのですが。
マリコさんは科捜研のメンバーや土門さんと連絡をとりあいながら、事件の真相を探ります。
そして、犯人をつきとめるためには、被害者を解剖する必要があると判断します。
マリコさんが解剖室のなかにいる宇佐見さんに、ご遺体を解剖するように頼んだ時、宇佐見さんは一瞬うろたえたものの、依頼を受け入れます。
一緒にいる女性研究員の方が、
「そんな危険なことをするなんて」
と反対しますが、宇佐見さんは
「マリコさんの推測なら間違いない」
と諭します。 前にも言いましたが、宇佐見さんとマリコさんの信頼関係も強いですね。
しかし、なんといっても注目なのは、不調を訴える女性研究員に額を当てて熱を測る シーンですね!
おおー。感染の疑いがある研究員にそんなことをするなんて、勇気があるとも言いますが、絵的には 「反則ー!!」 でした(笑)
宇佐見さんの解剖の結果、被害者はアルタイラ出血熱ではなかったことが判明。
父親の復讐を果たすため、女性研究員がそのように見せかけたことがわかります。
話の最後に、警察に連行されていく女性研究員を心配そうに見送る宇佐見さん。
同じように大切な人を失っているだけに、気持ちもよくわかったのでしょうね。
マリコさんは、
「解剖室に入る直前に母から電話がかかってきて、宇佐見さんが解剖室に閉じ込められることになった」
と土門さんに話します。土門さんは、
「閉じ込められたのが法医担当のお前だったら、もっと早く事件が解決していたかもしれんな」
と答えます。でも、マリコさんは、
「一緒に閉じ込められたのが宇佐見さんでよかった。大切な人を失ったことのある宇佐見さんだからこそ、彼女の心の痛みに寄り添うことができた」
と言っていました。
以上、
「宇佐見さん、かっこよすぎてずるーい!!」
という話でした。
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