15シリーズ第15話 絶対に捕まえる女
第15話の感想の続きです!
あらすじ、撮影裏話
・第15話のあらすじはこちら。
・第15話の撮影裏話はこちら。
感想
この回の注目ポイントは、
・証拠の捏造を認める落合刑事
・工藤の釈放で、氷のうを額に当てる佐伯本部長
・落合刑事、殉職
・科捜研、執念の鑑定
・工藤を逮捕し、記者会見に前向きになる佐伯本部長
・落合刑事がしたことを否定しきれない土門さん
です!
この記事では、「科捜研、執念の鑑定」から感想を書いていきます!
・科捜研、執念の鑑定
落合刑事の机の中には、マリコさん宛ての手紙がありました。
そのなかで、自分が証拠を捏造したことを認め、工藤をなんとしても逮捕するため、死を覚悟して工藤に会いにいくことが書かれていました。
自分が死んだら、身体中に証拠を残しておくから、マリコさんに鑑定してほしいと。
前から落合刑事はなんだかんだ言いながら、マリコさんを気に入っている感じがしていましたが、やはり信頼していたのですね。
落合刑事の手紙を読んで、泣き崩れるマリコさんが印象的でした。
手紙にもあった通り、落合刑事の体にはたくさんの証拠があったのですが、どれも犯人の特定につながるものではありませんでした。
また、落合刑事がバッグに忍ばせていたカメラの映像が、自宅のパソコンに送られるように設定されていました。
しかし、自宅も工藤を守る暴力団に先回りされて、パソコンが破壊されていました。
「ここまでするか」
と科捜研のメンバーは呆然としますが、土門さんが
「落合もプロなら、相手もプロだってことだ」
と言っていたのが印象的でした。
科捜研にパソコンを持ち帰り、HDDを確認した亜美ちゃんによると、HDDを初期化した後にパソコンを破壊したとのこと。
データを取り出すのは絶望的な状況ですが、亜美ちゃんは
「ですから、しばらく時間をください。落合刑事が残した証拠、絶対無駄にはしない」
と言って、映像の復元に取り掛かります。
亜美ちゃんがここまで決意を表に出すのは珍しいですね。
とても頼もしいし、落合刑事の死を悼む気持ちも伝わってきました。
亜美ちゃんの努力もむなしく、復元できたのはたった数十秒の映像。
画像も暗くて見づらかったのですが、スローにして、マリコさんが何度も見直した結果、特徴のあるデザインのブレスレットが写っていることがわかります。
それが工藤がしていたブレスレットと同じデザインであることがわかり、ようやく工藤の関与を裏付ける証拠が見つかったのです。
取調室に工藤が連れてこられた時、室内にはすでにマリコさん、宇佐見さん、相馬さん、亜美ちゃんの4人が待機していました。
科捜研のメンバーが4人も取調室にいたのは、この時だけですよね。科捜研の皆の工藤への憤りが伝わってきました。
落合刑事殺害の証拠を次々に突きつけられて、もう逃げられないと観念した工藤。
土門さんに懲役20年ではすまないと言われても、全然すっきりしない。やっぱりこいつ、憎らしいー!!
・工藤を逮捕し、記者会見に前向きになる佐伯本部長
このシーンについては、以下の記事に書きました(笑)。やっぱり見逃せないポイントですよ!!
・落合刑事がしたことを否定しきれない土門さん
情報を共有せず、自分が抱えている事件を解決するために、他人を利用してきた落合刑事。
土門さんはずっと落合刑事を嫌って、批判してきました。
でも、落合刑事が違法捜査をして、自分の命を犠牲にして工藤を逮捕させたことが非難されていることを知り、
「落合がした証拠の捏造は、確かに間違っている。
藤倉部長が言うように、命をかけるような捜査も間違っているのかもしれん。
だが、俺たち刑事は皆命がけで捜査をしている。だとすれば、どこまで命をかければ間違いなんだ」
「そう思えば、俺は、落合が一人で工藤に会いにいったこと、完全に否定する気にはなれない」
と言っていました。
落合刑事の捜査手法には認められないところもあるけれど、命をかけてまで犯人を逮捕しようとする思いは認めている気がしました。
確かにこうでもしないと、巧妙な手口で犯罪を隠蔽する工藤のような犯罪者は逮捕できなかったかもしれません。
真犯人が逮捕されず、起訴もされない状況に直面した遺族にとっても、今回の工藤の逮捕はよかったことかもしれません。
でも、犯罪者は工藤だけではないし、薬物犯罪も今回で終わりではない。
落合刑事には、やはり命を犠牲にすることなく、これから起こるであろう犯罪にも立ち向かってほしかったと思います。
落合刑事のような女性のキャラクターは、どのドラマでも珍しいと思います。とてもかっこよかった!
殉職しちゃったから、再登場は無理なんですよね・・・。回想という手はあるけど。
昔落合刑事が関わった事件と関連のある事件が起こった!という手もあり?
落合刑事が出てきた話は緊迫感があって、とてもよかったです。 撮影時のエピソードも読み応えがありました。
相馬さんを演じていた長田さんは、
「かっこいいっすよ」
と池上さんを慕っていたとか。私も同感です。
「かっこいいっすよ!」
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