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科捜研の女 感想 19シリーズ第33話その2

19シリーズ第33話 ニューヨークから来た悪魔

第33話の感想の続きです!

この回の注目ポイント

以下が、この回の注目ポイントです!

  • 科捜研メンバーのまったりタイム
  • あの女の再登場
  • 佐伯本部長を説得する日野所長
  • 科捜研にいらっしゃった佐伯本部長
  • 清水ミチコさん登場!でも、短い!!
  • 何か不審がっている土門さんの表情
  • 深夜にマリコさんに会いにくる土門さん
  • 今度はあっさりとボロが出たあの女
  • 森聡美と土門さん、マリコさん
  • 「こういう生き方をやめられない」「私もよ」

 

・何か不審がっている土門さんの表情

今回聞き込みに行った先や、いろんなところで、土門さんが何か考え込んでいる表情が見られました。

最後まで見ると、土門さんは森聡美の行動に何か引っかかるところがあって、それがはっきりわからなくて考え込んでいたということなのでしょう。

 

でも、この前警察学校に異動した時の経緯を思い出すと、土門さんのそういう表情を見ると、反射的に不安になってしまうのです。

土門さんについては、すっかり心配癖がついてしまいました。どうしてくれるんですか(帰れま10の沢口さん風に)!

お詫びに、どもマリのいちゃいちゃシーンをいっぱいください❤

 

・深夜にマリコさんに会いにくる土門さん

予告でこのシーンを見たときは、楽しみは楽しみだったんですけど、

「土門さん、体調が悪いとかいいだすのでは」

とか、

「土門さん、あの女に惚れちゃったとか、あの女の夫だった男性たちの気持ちがわかると言うのでは」

と心配してました。

だから、心配癖がついちゃったんですよ!!お詫びは、どもマリのいちゃいちゃシーンでよろしく。

 

結局このシーンは、土門さんが捜査中に不審に思っていたことを、マリコさんに夜中に相談にくるというものでした。

土門さんは、森聡美が以前はつけ爪をしないと言っていたのに、今はしていることに疑問を抱いていたのでした。

 

「(森聡美の爪のことは)さあ・・・覚えてないけど」

「お前がこの手のことに疎いことは、100年前から知っている」

「ちょ・・・。だったらこんな夜遅くに来て言う事?」

「お前ならそれで何か気がつくかと思ったんだ」

というやりとりは、いつもよりカジュアルな感じでよかったです。

土門さんの信頼に応えて、マリコさんはすぐに証拠になることに気づきましたしね。

 

・今度はあっさりとボロが出たあの女

過去の4人の夫の事件では、警察の追及を逃れた森聡美。

でも、今回はスマホの履歴や、ニューヨークで亡くなった資産家男性の血液中の成分などから、あっさりと御用になりましたね。

まあ、土門さんとマリコさんをはじめとする京都府警が優秀だったということなんでしょうけど。

 

また捕まえられなくて、いつまでも引っ張られるのも嫌だし、今回逮捕されてよかったですけど、もう少し巧妙なところを見せてくれてもよかったかも。

でも、そんなことしてると時間がなくなってしまいますよね。

 

・森聡美と土門さん、マリコさん

私、「マリコさんをブス呼ばわりした」とさんざん書いていますけど、実はそのことはあまり気にしていません。

だって、マリコさん、誰がどう見ても美人だし、本人が外見に全くこだわりがないので、気の毒な感じがしないから。

 

ツイッターにも書いたんですけど、森聡美はああ言いながら、心の中ではマリコさんが美人で魅力があって、有能であることを認めていますよね。

そうじゃなければ、わざわざ「ブス」とか言って、マリコさんにからんでこないはず。スルーしていると思います。

 

「ブス」と言うのは別にいいけど、土門さんやマリコさんの生き方を侮辱するのはいただけないです。

これも、森聡美は自分の生き方を正当化してはいるものの、どこかで罪悪感もあるからだと思っています。

人を殺害しているんですから、少しは罪悪感があってくれないと困るんですけど!

 

森聡美は、土門さんのことは

「細かいところが気になる男だ」

とか、

「お金持ちじゃないと、私は相手にしないの」

とか言いながら、ちょっとは惹かれるところがあったのではないかなーと思います。

土門さんとマリコさんの自分とは違う生き方に反発しながらも、心のどこかでその生き方を認めて、惹かれてもいるような気がします。

今回の被害者を殺害したのは自分ではないと証明してくれるのは、土門さんとマリコさんだと思っていましたしね。

 

それに対して、マリコさんと土門さんは、森聡美をどう思っているのでしょうか。 最後の取調室のシーンでは、土門さんが

「刑務所でも愛の残高は確認できる。よかったな」

と言っていました。森聡美が

「だから、そんな目で見ないでよ。あんたたちの目、まるで化け物でも見てるみたい」 と言ったのに対して、マリコさんは

「ええ、そうかもしれません」

 

と答えます。マリコさんと土門さんに対して、引け目も感じていたということでしょうか。

 

この後の会話も興味深いです。

「俺たちには、あんたが人生を犠牲にして大金を得ることで、やっと生きている実感を味わっている、化け物に見える」

「じゃあ、私たちは似てるわね。私にはあんたたちが、何を犠牲にしても、犯罪者を捕まえることで生きている実感を得ている化け物に見える」

 

マリコさんは、森聡美のことを

「あの人、何を言っているのかわからない」

と思いながら、犯罪を憎む気持ちはあるのでしょう。

それに対して、土門さんはやはり正義感が強くて、マリコさんと同じように犯罪を憎む気持ちも強いということでしょうか。

 

ぶっちゃけお金のために結婚したっていいと思うんです。当事者同士がそれでいいなら。

森聡美の新しいターゲットになりかけていた男性も、森聡美のことを信じ切って、幸せそうでしたしね。

ただ、人を殺すのだけは絶対にいけないんですけど。

 

憎たらしかったけど、これだけいろんなことを考えさせた森聡美というキャラクターは、魅力的だったのかもしれません。

 

最後に、森聡美を演じられた鶴田真由さんは決して嫌いじゃないんですよー。

私がお見かけする時は、割と清楚な感じの役が多かったんですけど、さすが女優さんですよね。

役者さんにとって、普段の自分とは違う悪役って、魅力的かもしれませんね。

 

・「こういう生き方をやめられない」「私もよ」

土門さんは、森聡美の言っていたことに思い当たる節もあるようで、

「自分の人生を犠牲にして、犯人や証拠を挙げている。そう思ったことはあるか」

と屋上でマリコさんに尋ねます。少し驚いたように、

「土門さん」

と言うマリコさん。

 

その後も会話が続きます。

「俺は、そう思ったことがないとは言えん」

「私は、それが自分の人生だと思ってる」

「ああ。俺は、この生き方をやめられない」

「私もよ」

まさに同士ですよね。お互いの気持ちもよくわかっています。 

 

土門さんの気持ちは、奥さんが関わった事件のことを思い出すとよくわかります。

それでも、こういう生き方をやめられない。 そして、その隣にはいつも同士のマリコさんがいる。

これからも、ずっとそんな二人の姿を見ていたいです。

 

いよいよ、次回が最終回。 寂しいという気持ちが強いです。

でも、新型コロナウイルスをめぐる社会の動きを見ていると、まずは無事に最終回まで放送されることを喜びたいと思います。 

 

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