17シリーズ第15話 見当たり捜査の鬼
リピート作品の感想の続きです!
あらすじ、撮影裏話
第15話のあらすじ、撮影裏話、出演者の情報をお伝えします!
主なゲスト出演者(敬称略)
・第15話のあらすじ
ある駅で指名手配犯自動検知システムの検証実験をしていた科捜研。
システムが指名手配犯を検知し、駅にある派出所の警察官に自動で連絡が入ったところで、指名手配犯がすでに確保されていることを知る。
確保したのは見当たり捜査班の桃井刑事(石丸謙二郎)。
桃井刑事は見当たり捜査専門のベテラン刑事で、優れた実績を挙げていることから、「見当たり捜査の鬼」と呼ばれている。
桃井刑事は指名手配犯自動検知システムにライバル心を燃やしていた。
システムの検証実験のため、他の場所で捜査をしてほしいというマリコと亜美の依頼も却下する。
ある日、同じ駅で桃井は指名手配犯を見つけるが、何か違和感を覚えて、犯人を取り逃がしてしまう。
マリコは、「人間の目は完璧ではない」と言い、犯人が残していった帽子を科捜研に届けに来た桃井を正論でやりこめる。
だが、鑑定をすすめるうちに、マリコも桃井と同じような違和感を覚えるようになる・・・。
東映のHPに掲載されたあらすじはこちら。
・第15話の撮影裏話はこちら。
感想
第15話の感想です。
一口感想
この回はなんといっても桃井刑事ですよね。本当にいい味出してました!
正直言って桃井刑事とお子さんのエピソードは飛ばして見ちゃうんですけど。苦手なんです、ああいうエピソード。
最初は対立していた桃井刑事とマリコさんが手を組んで捜査を進めるところや、土門さんと桃井刑事のやりとりがとてもいいです。
もちろん、最後にどもマリの「聖域」に迎えられた桃井刑事とのやりとりも最高でした!
この話の注目ポイント
今回注目したのは、以下のポイントです!
- 何と言っても桃井刑事!
- いい味出してる見当たり捜査班の皆さん
- 土門さんの温かい眼差し
- 正論マシンガン
- 桃井刑事とマリコさんの和解
- 亜美ちゃんの成長
- 親子の物語
- ライバル出現?
・何と言っても桃井刑事!
何回も言っていますが、この回はなんと言っても桃井刑事の存在が大きいです。桃井刑事については、前に記事を書きました。
本当に面白いキャラクターだし、自分の信念もしっかり持っていて魅力的でした。
ぜひセミレギュラー化していただいて、ちょくちょく登場してほしいです。
・いい味出してる見当たり捜査班の皆さん
桃井刑事の部下の見当たり捜査班の皆さんもいい味出してました!桃井刑事のことを尊敬していることが、短い会話からもよくわかりました。
見当たり捜査班の部屋で、桃井刑事が訪ねてきたマリコさんと亜美ちゃんに対して、 「俺は人間の上っ面だけしか見ないシステムが嫌いなんだ。もっと人間の内面を見ないと。あれ?俺、いいこと言っちゃったか?」
と言った時、部下の刑事たちが
「ささりましたわ」
「全米が泣きますわ」
と答えていたのがとてもおもしろかったです。
その後、憤慨するマリコさんと亜美ちゃんに対して、 「あの人ほど犯人と仲良くなれる人はいない。仲良くなれるから、捕まえられるんだ」
と、桃井刑事のやりたいようにやらせてあげてほしいと頼んでいましたしね。
見当たり捜査班の皆さんのほかにも、桃井刑事が以前捕まえたことのある小池という人も、いい味出してたなと思います。
2年前の事件について土門さんと蒲原刑事、桃井刑事が話を聞きに行ったのですが、自分を捕まえた桃井さんを恨んでいる様子はありませんでしたよね。
桃井刑事の人徳ですかね。まわりにいい人が集まっているのは。ただ、仕事にのめりこみすぎて、家族とはうまくいかなかったわけですが。
・土門さんの温かい眼差し
この話は土門さんの温かい眼差しも印象的でした。桃井刑事とは昔からのなじみで、桃井刑事を認めている感じがよく出ていました。
そういう雰囲気は、兵藤刑事とのやりとりでもあったなと思います。
そして、マリコさんにもいつも通り暖かく接しています。
「案外、お前も桃井も同じものを見ているのかもしれんな。2年前には見つけられなかった何かを」
とマリコさんに助言していました。
・正論マシンガン
うまいこと言いますよね、「正論マシンガン」って。
桃井刑事がマリコさんに正論でやりこめられるシーンは、桃井刑事が気の毒で、いつも早送りしちゃいます(笑)。
その後の日野所長の言葉もダメ押しって感じで。
でも、そういう対立の時期を経て、協力して捜査を進める段階に移っていくわけですもんね。必要なシーンですよね。
・桃井刑事とマリコさんの和解
マリコさんも事件に対して違和感を覚えるようになり、土門さんに桃井刑事と同じものを見ているのではないかと言われます。
そこで、桃井刑事が覚えた違和感を明らかにしようと、風丘先生のアドバイスを受けた後、桃井刑事に会いに行きます。
マリコさんが、桃井刑事が指名手配犯を取り逃がした時に言ったことを謝罪し、真実を明らかにするために桃井刑事の協力を求めます。
桃井刑事も、自分が戦っているのはシステムではないこと、事件の真実にたどりつけないことこそが、刑事としての負けなんだと気づきます。
それで、マリコさんに協力することにするのです。
マリコさんが桃井刑事から見当たり捜査の苦労を聞いて、理解を深めていくところがよかったです。
その苦労話や、刑事として真実にたどりつかないといけないと決意するところも、まじめ一方ではなく、ユーモアが感じられてよかったです。
話の筋とは全く関係ないですが、この話のマリコさん、とってもかわいいですよね。コートを着て、マフラーを巻いている姿もすてきでした。
実は、この頃のマリコさんの髪型が好きで、美容院で画像を見せて
「こんな感じにしてください!」
と中学生か高校生のようなことをしてしまった私。お恥ずかしい。
わかってます、わかってますよ、髪型を似せても沢口靖子さんになれないことは(笑)。 でも、この頃の髪型、好きなんですよねー。
長くなるので、ここで一旦区切ります。