第5話の感想の続きです!
この話の注目ポイント
以下が、この話の注目ポイントです!
・マリコさんと渚佐麻由の対決
土門さんから、渚佐麻由がまもなくアメリカの研究所に移籍することを知らされたマリコさん。
海外に逃げられると、日本の警察は手が出せなくなるため、マリコさんは、麻由が今在籍している大学の研究室に行きます。
防犯カメラのコードを切断するのに使われた虫が、研究室で飼育されているのを確認した時、麻由が部屋に入ってきます。
マリコさんが持参していたタブレットで、麻由が事件の前に、虫が入っているだろう箱を持って、展望台に来ていた様子を見せます。
すると、麻由は恋人の笹原バグと、バグの熱烈なファンだった有村葉子を殺害したことをあっさりと認めます。
マリコさん以外の人に事実が知られないように、麻由はマリコさんに証拠を渡すように要求します。
そうしないと、毒アリに襲われることになるとマリコさんを脅しました。と、その時・・・。
・土門さん、もっと早く来て!
と、その時、土門さんと蒲原刑事の登場!お、遅いって💦。本当に危機一髪という時にようやく研究室に入ってきましたね。
でも、あんまり早く来られると、マリコさんと麻由の緊迫した対決シーンが見られなかったんだから、しかたないのか。
マリコさんは科学者だから、麻由の脅しがはったりであることもちゃんと見抜いていました。駆けつけた土門さんに、
「相変わらず無茶するな。いくらお前でも、かまれていたら命が危うかったんじゃないのか」
と言われた時、マリコさんは
「毒アリが入っていないことはわかっていたわ」
と答えます。
その後、ダンボール箱に毒アリが入っていないと考えた理由を説明するのですが、マリコさんの説明を聞いていた土門さんが、いかにも、
「相変わらずたいした女だ」
と目を細めて見守っている感じがすごくよかったです❤❤❤
・マリコさんにはわからない
最後に屋上で、麻由が聴取に素直に応じていることを聞かされたマリコさん。その時、土門さんに、
「お前にはあの女の気持ちがわかるのか」
と聞かれて、
「いいえ」
と即答したマリコさん。
そりゃわかりませんよね。マリコさんは、他人の力を利用して、行きたいところに連れて行ってもらうという生き方はしていませんものね。
自分の能力でまわりの人にも認められているんですから。
・憧れの気持ちは消えていない
Photo by Florin Tomozei on Unsplash
屋上で、マリコさんは麻由のことを、
「彼女のなかでは間違いなく強い信念だった。何かを強く信じるあまり、心が歪むのを止められなくなったのかもしれないわ」
と言っていました。
その後のシーンで、麻由は取調室の窓の近くに蝶がとまっているのを見ます。
しばらくはうれしそうに蝶を見ていますが、蝶が飛んでいってしまったのを見て、寂しそうな表情を浮かべます。
その姿を見ていると、殺人で逮捕されても、誰かに自分では行けないところに連れて行ってもらいたいという思いは消えていないのではないかと感じました。
とても見応えのある面白い話でした。寄生虫や他の虫の話も興味深かったです。
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