5シリーズ第9話 まさかの検視ミス!もうひとりのマリコの完全犯罪
5シリーズ第9話の感想の続きです!
この話の注目ポイント
今回注目したのは、以下のポイントです!
・里香先生との対決。マリコさん大ピンチ!
被害者のご遺体を再鑑定したり、被害者が一人で暮らしていたマンションの部屋を検証して、被害者の本当の死因にたどりついたマリコさん。
それは、マンションの部屋で入浴をしていた時に、電源が入って動いているドライヤーを浴槽に投げ込まれて、感電死したというものでした。
つまり、自殺ではなく、他殺だったのです。
遺体は靴を履いた状態で放置されていましたが、裸で浴槽につかっていた時に殺害されたため、足の裏から電流が抜けて、ごく小さな電流斑ができたこともわかりました。
マリコさんがその事実を里香先生につきつけると、里香先生は自分の犯行であることをあっさりと認めます。
そして、同時にマリコさんに筋弛緩剤を打ちます!!なんてこと!!
里香先生は、あと数分で心臓が止まるという状態になったマリコさんを車椅子に乗せて、屋上に向かいます。
その途中で、自分が被害者の教授にひたすら尽くしてきたことや、出世の機会があっても教授に握りつぶされてきたことを語ります。
さらに、男女の関係を強要されていたことも。
屋上についた後、里香先生はマリコさんを屋上の縁に外を向いて座らせて、
「心臓が止まる前に地面に落ちれば、転落死。
心臓が止まってから地面に落ちれば、転落によるショック死」
と言って、去っていきます。マリコさん、どうなる???
・助けに来たかっこいい土門さん
いらすとや
そう、もちろんここでマリコさんに何かが起こるわけはなく、土門さんが解剖医の米倉先生と助けに来ます。
心臓が止まりかけて、屋上の縁から下に落ちそうになっていたマリコさんの手を土門さんが掴み、引っ張り上げます。ああ、危なかった!
米倉先生が筋弛緩剤の容器が床に落ちていたのを見つけて、それに対応できる薬剤を持ってきてくれました。
マリコさんは土門さんに里香先生が犯人であることを告げて、里香先生を追ってくれるように頼みます。
里香先生が車で逃げようとしたところを、道を塞ぐように待ち構えていた土門さん。 銃をかまえて、里香先生の逃亡を阻止する姿がすごくかっこよかったです!!
・科学者として対照的なマリコさんと里香先生
科学者として、あくまでも真実の追求を目指すマリコさんと、真実の追求よりも、自分が認められたいという気持ちが強くなってしまった里香先生。
脚本を担当した櫻井さんは、ムック本のなかで、この話について
「戸田恵子さんが演じた法医学者の持つ承認欲求は、人間の弱さのひとつ。マリコにはこれがないのが強み。そんな二人の対比を明確に描けたと思います」
とおっしゃっています。
優れた法医学者でありながら、教授に思うままに利用されて、表に出て認められることがなかった里香先生。
認められたいという気持ちが強くなるのもわかりますが、だからといって殺人は許されません。
でも、戸田恵子さんの凛とした雰囲気は印象に残りました。
・密かに法医学を勉強する土門さん
いらすとや
長年続いてきた科捜研の女のなかでも、この回だけだと思うんですけど、土門さんが
「3日でわかる法科学」という本を読んで勉強している!
マリコさんが 回復して、科捜研に向かっている時に、本を読んでいる土門さんとすれ違っているので、科捜研から本を借りたということかな?
法科学って3日ではたぶんわからない気がするんだけど。でも、面白いシーンでした。
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