15シリーズ第1話 煉瓦の家
最近、レギュラーメンバーの初登場回の感想を書いています。今回取り上げるのは蒲原刑事。
この回は2時間SPでした。蒲原刑事が登場すると共に、木島刑事が卒業するという話でもありました。
あらすじ、撮影裏話
第1話のあらすじ、撮影裏話、出演者の情報をお伝えします!
主なゲスト出演者(敬称略)
・第1話のあらすじ
photoAC
京都の川で水遊びをしていた子供が、川底に銃があるのを発見する。
土門をはじめとする捜査一課の刑事や科捜研が臨場した麻薬取引の現場で、マリコは薬物所持を疑って男に声をかけたが、薬物は見つからなかった。
マリコが男に謝罪をしていた時、洛南署の組織犯罪対策係の落合刑事(池上季実子)が現れて、男が持っていた容器に銃が隠されているのを見つける。
土門刑事は、臨場を要請されていない洛南署の落合刑事や蒲原刑事(石井一彰)が現場にいることをいぶかしむ。
その後、弁護士が銃殺される事件が発生し、京都市内に銃が出回っている可能性があることがわかる。
マリコたちが弁護士の妻に被害者の手のかぶれに付着していた殺虫剤について聞きにいった時、臨床心理士の庄野香歩(高橋ひとみ)と知り合う。
落合刑事は京都府警本部の組織犯罪対策課に、蒲原刑事は捜査一課に異動になり、科捜研のメンバーは共に事件を捜査することになるが・・・。
東映のHPに掲載されたあらすじはこちら。
・第1話の撮影裏話はこちら。
感想
第1話の感想です。
一口感想
蒲原刑事の初登場、木島刑事の卒業と注目ポイントがいくつもある話ですが、そのなかでも特にインパクトがあるのが落合刑事の登場ではないでしょうか。
麻薬取引の現場でマリコさんのピンチを救ってくれたり、銃の扱いに慣れていない亜美ちゃんを注意したり。
2時間待ちの大人気スイーツを科捜研に差し入れしたり。優秀で、しかもいい人だと思わせておいて、証拠を偽造している。落合刑事、怖いです。
私は15シリーズを放送後に見たので、どういう人物かはわかっていましたが、リアルタイムで見ていたら、この先どうなるのか、どきどきしたんだろうな。
この話の注目ポイント
今回注目したのは、以下のポイントです!
・かわいらしいマリコさんの売り子
・落合刑事、登場
・蒲原刑事、初登場
・蒲原刑事の出現で焦る木島刑事
・風丘先生の差し入れ
・木島刑事、撃たれる!
・土門さんの落合刑事評
・死神の目的
・過去の自分を守りたかった香歩先生
・土門さんと木島刑事の別れ
・かわいらしいマリコさんの売り子
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冒頭でかわいらしい売り子さんになっているマリコさんが登場しましたね!
赤と白のストライプのエプロンをつけて、巻き髪の上に帽子をかぶって、
「二重らせん構造のDNAパンはいかがですか〜?」
と売り込みをしていました。
亜美ちゃんや相馬さん、宇佐見さんも店員に扮していて、いつもと変わった感じで楽しかったです。
実際は麻薬取引が行われると思われる場所に臨場して、薬物が見つかったら、本物の薬物かどうかの鑑定を依頼されていたわけですけど。
・落合刑事、登場
マリコさんは薬物が入っている容器を持って、逃げようとしていると思われる男に声をかけて、宇佐見さんに白い粉末を鑑定してもらいました。
鑑定の結果、その白い粉は薬物ではなく、マリコさんは男に謝罪します。
しかし、そこに洛南署の落合刑事がやって来て、粉の中に銃が隠されているのを見つけます。
マリコさんのピンチが救われただけでなく、銃に不慣れな亜美ちゃんが怪我をしないように注意した落合刑事。
大人気のスイーツを持ってきてくれたり、有用なデータを提供してくれたり、科捜研のメンバーは当初、落合刑事のことを優秀でいい人だと思って受け入れていました。
でも、土門さんは落合刑事のことを
「死神が」
と言って、嫌悪の気持ちをあらわにしていました。
後に落合刑事が科捜研に持ち込んだデータを偽造していたことがわかり、落合刑事の不気味さがわかってきます。
・蒲原刑事、初登場
蒲原刑事は洛南署では落合刑事の部下であり、落合刑事と共に府警本部に異動してきました。
落合刑事は組織犯罪対策課に異動しましたが、蒲原刑事が配属されたのは捜査一課。
蒲原刑事は落合刑事に心酔していて、今度の異動でも同じ課に行きたかったと言っていました。
それで、土門さんの部下になっても、落合刑事に良い感情を抱いていない土門さんには素直に接することができませんでしたね。
暴力団に事情を聞きにいった時、落合刑事が来ていない理由を聞かれて、口元を皮肉にゆがめながら、自分が知るわけがないと言っていたのが印象的でした。
そんな蒲原刑事も様々な事件を経て、今では土門さんを信頼、尊敬して、良い関係を築いているんですけど。
蒲原刑事がなぜそんなにも落合刑事に心酔していたのかは、結局わかりませんでした。そのきっかけとなったエピソードは、結局描かれることがなかったですね。そういう話も見たかったですが。
確かに落合刑事は問題はあっても優秀ですし、強い信念を持って捜査にあたっていました。
そういうところを尊敬していたのだとは思うのですが。
・蒲原刑事の出現で焦る木島刑事
蒲原刑事が捜査一課に異動してから、弁護士が銃殺されるという事件が発生します。
捜査一課と科捜研が臨場しますが、蒲原刑事はマリコさんの検死の際に、指示をされなくても、率先してご遺体を動かすのを手伝ったり、優秀さを伺わせます。
亜美ちゃんや相馬さんも蒲原刑事が優秀だとしきりに言うので、木島刑事も蒲原刑事を意識して、自分が先輩であることを強調したりするところが面白かったです。
・風丘先生の差し入れ
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毎回毎回、科捜研においしい差し入れをしてくれる風丘先生。でも、その差し入れに対して、科捜研のメンバーは案外ひどいことを思っていたことが発覚。
落合刑事が2時間待ちのホテルのケーキを差し入れた時、亜美ちゃんが
「こんな高級な差し入れ、初めてです。
いつも甘いものくれる解剖医の先生はいるんですけど、ここまでの高級ケーキはなかなか」
と言ったのに続いて、相馬さんは
「せいぜい焼き芋ぐらいです」
とか失礼なこと言ってるし!
風丘先生が落合刑事が差し入れたケーキにはまって、自分も大量に買って、科捜研に連日差し入れていた時も、所長が
「あの人はいつも自分が食べたいものを買ってきているだけなんだよ」
と言ってるし。
科捜研の皆さん、いつもいつも差し入れを持ってきてくれる風丘先生にひどすぎませんか・・・。
もっとひどいことをしている人が一人いるんですけどね。マリコさんという人が。
今回も深夜に呼び出されて解剖を依頼された時も、
「今まさに寝ようと思っているところに、電話かけてくるんだもんね」
という風丘先生に対して、マリコさんは、
「寝る前でよかったですね。早く終われば、帰って寝られますから」
と言い放ってたし・・・。
科捜研の皆さん、風丘先生にひどすぎるわ(涙)。先生も多少嫌がっても、受け入れてしまうんだけど。
長くなりますので、ここで一旦区切ります。