この作品も実は3巻までしか読んでない(笑)。早く続きが読みたいなっていうことで、感想を書いておきます。
はぴまり~Happy Marriage!?~
1~10巻(完結)
作者: 円城寺マキ 出版社: 小学館 プチコミックで連載されていました。
円城寺マキさんはとても人気がある作家さんです。
この「はぴまり~Happy Marriage!?~」という作品は、Amazonが2016年にディーン・フジオカさん、清野菜名さんの共演でドラマ化しました。
私はドラマを見たことがないのですが、ディーン・フジオカさんは外見は北斗にぴったりな気がします。フジオカさんが、北斗の俺様的な性格をどのように表現されているのか興味があります。
Amazon Prime会員の方は、追加料金なしでドラマを視聴できるようです。
「恋はつづくよどこまでも」という作品がドラマ化されて、今年の春に放送されましたが、視聴率も高くて好評だったようです。
私は今回この作家さんの作品を初めて読んだのですが、どの作品もとても面白い!人気があるのもうなずけます。
以下でご紹介するような電子書籍のサイトは、無料版を公開していたり、無料で立ち読みできるページがあったりして、内容が少しわかるんですよね。
それではまってしまって、散財する・・・というのがサイトの狙いでしょうか(笑)。私もその狙いにまんまとはまりそうです。
22歳の小鳥遊千和(たかなしちわ)は、昼はOLで働き、夜はホステスのアルバイトをしています。
バイトをしているのは、父親が事業に失敗して、その負債を返すためです。
母親は父親と娘の千和を見捨てて逃げてしまいましたが、千和は祖母が愛した庭を手放すのがしのびなくて、一生懸命働いていました。
ある日、バイト先の店にある男性客がやってきて、千和に今すぐホステスを辞めて、元の生活に戻るようにと言います。
その客は千和が全く知らない人で、ホステスの仕事を否定することを言ってきたため、千和は逆上し、男性に水割りを引っ掛けてしまいます。
そのトラブルが原因で、千和は店をクビになりました。
昼に会社で仕事をしながら、次のアルバイトを探さなければいけないと憤っていたところに、社長室から呼び出しがかかります。
行ってみると、昨日店で千和が水割りを引っ掛けた男性が、そこにいるではありませんか!
間宮北斗というその男性は、実は千和が勤めていた間宮商事の社長でした。千和は自分が勤めていた会社の社長の顔を知らなかったんですよね・・・。
北斗はとてもイケメンで有能で、千和の同僚の女性達は北斗の大ファンなんですけど。
社長室には北斗の祖父も来ていました。北斗の祖父は間宮商事の創業者で、今は会長になっています。
間宮家は間宮商事のほかにも、数々の企業を経営している資産家の家柄です。
会長は旧華族の出身だった千和の祖母にとても世話になったということで、その恩を返したいと、今は借金に苦しんでいる小鳥遊家への支援を持ちかけます。
しかし、支援をするには一つ条件がありました。それは、千和が会長の孫である北斗と結婚すること!
北斗は会長にすぐに結婚を受け入れることを伝え、間宮商事や間宮コーポレーションの未来を自分にまかせてくれるようにと言います。
千和は知らない相手との突然の結婚話に当然驚き、すぐに受け入れる気持ちにはなれません。
しかし、北斗にもこの結婚で得られるものがあり、自分も借金を返済できるということで、この結婚はいろんな人にメリットがあると思うようになります。
それで、籍を入れるだけならということで、結婚を承諾します。
千和は「籍を入れるだけなら」と形だけの結婚だと思っていたのですが、会長の監視があるということで、北斗と同居するはめになります。
北斗が結婚によって得たいものとは、間宮家の実権を握って、母親の死の真相を突き止めることでした。
北斗の母親は間宮家の人間であった父親の愛人でした。
北斗が生まれても、母親も北斗も放置されていたのですが、父親が間宮家の実権を握るためには、跡継ぎが必要だということで、北斗を呼び寄せようとしたのです。
母親は当然その要求を拒みますが、まもなく事故で急死します。
北斗は父親が母親を殺したのではないかと疑い、間宮家のトップになって、真実を明らかにしようと考えたのでした。
千和との結婚は、間宮家の後継者になるために必要なことだったのです。
そういう事情があるのならば、千和との結婚は形だけのもので、お互いに愛情がなくても全くかまわないし、それぞれ違う人とつきあっていてもいいということになりそうです。
でも、北斗は千和との結婚に意外にも前向きで、結婚という契約をした以上、自分も他の女性とつきあうことはしないし、千和にも同じことを求めます。
それに、結婚した以上、
「お前は俺のもので、俺はお前のものなんだよ」
と言うし。
nanairo125さんによる写真ACからの写真
全部読んでいないんでわからないんですけど(笑)、北斗は最初から千和のことが好きなんだと思うんですよね。
だから、結婚の理由はどうであっても、愛情のあるちゃんとした結婚生活を送りたいと考えている。
千和を好きになるきっかけがあったのかどうかはわからないんですが。千和に近づいてくるさまざまな男性に嫉妬している感じもします。
でも、千和は男性経験がほとんどなくて、鈍いところもあるから、北斗の気持ちを感じ取ることができません。
北斗はあくまでも、手に入れたいもののために自分と結婚したのだと思っています。
一緒に暮らしていくうちに、千和は北斗のことが好きになっていきます。でも、北斗は自分を愛していないと思って、苦しみます。
正月に間宮家を訪問したり、北斗の母親のお墓にお参りに行ったりという経験を通じて、二人の距離は近くなっていきます。
そして、お互いにこの結婚を続けていこうと思うようになります。
私が読んだ3巻までの話では、北斗と千和は夫婦として本当に結ばれていません。
千和は男性とつきあったことはあるものの、実はバージンで、初体験は自分が本当に好きで、しかも自分を愛してくれる人としたいと思っています。
北斗は実際はその条件にあてはまっているのですが、千和は気づかないんですよね。
4巻以降のあらすじを見ると、二人は晴れて結ばれるらしいのですが。ああ、早く読みたい。
イケメンで仕事ができるけど、強引なところがあって、俺様的な性格の北斗と、何事にも一生懸命でかわいいけど、ちょっと鈍いところがある千和。
結婚の経緯もあって、お互いに言いたいことを言い合っている感じがとても好きです。
北斗は自分が手に入れたいもののために結婚したと言いながら、実は千和のことを愛していて、愛情のある結婚生活を望んでいるらしいところも、とてもいいです!
絶対ハッピーエンドだと思うので、最後まで読むのが本当に楽しみです。
ちらっと立ち読みしただけですけど、この作家さんの他の作品も面白そう!読んでみたいです。
電子書籍のサイトは、これまで知らなかった魅力的な作家さんと出会うことができていいですよね。
ただ油断していると、知らぬ間に出費がかさんでいるということになりそうで、怖いです。
「はぴまり~Happy Marriage!?~」をはじめとする円城寺マキさんの作品は、以下のサイトで電子版を読むことができます。