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マリコさん、無茶はやめて!16シリーズ第7話

16シリーズ第7話 爆弾配達人

 16シリーズの第7話と第8話は前後編で、物理担当の研究員の相馬さんが卒業した回でもあります。

連続爆破事件が発生し、最後にはマリコさんと相馬さんが、爆発物の処理に当たることになりました。

 

あらすじ、撮影裏話 

第7話のあらすじ、撮影裏話、出演者の情報をお伝えします!

 

主なゲスト出演者(敬称略)

渡辺大大島さと子松田賢二松浦雅 

 

・第7話のあらすじ

 京都市内で宅配便の荷物が爆発する事件が発生する。被害者は元法務大臣の芳賀和香子(大島さと子)の一人娘・理菜(松浦雅)だった。

現場には「T」のロゴの上に「2」と書かれたカードがあり、裏にはNEXT=3と書かれていた。

 

その後も2件の爆破事件が発生し、ついには死者まで出てしまう。

どちらの現場にも「T」のロゴの上に数字が書かれたカードがあり、裏にも同じようにNEXT=の後に数字を記したメッセージがあった。

 

土門たちが調べたところ、被害者同士に関係はないとのことだった。

科捜研のメンバーは爆弾処理版の柿沢(渡辺大)と協力して、犯人が残したメッセージの意味を解読し、犯人に迫ろうとするが・・・。

 

東映のHPに掲載されたあらすじはこちら。

爆弾配達人 | 東映[テレビ]

・第7話の撮影裏話はこちら。

最後のターゲット | 東映[テレビ]

 

 感想 

第7話の感想です。

 

一口感想

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マリコさんも危険な目に合うのですが、この前後編はなんと言っても相馬さんの卒業が大きなテーマですよね。

科捜研はマリコさん頼みだと言う亜美ちゃんに対して、自分もやるんだと頑張る相馬さんが見どころです。

 

この回の最後に、爆弾が仕掛けられている場所を突き止め、柿沢さんとマリコさん、相馬さんと亜美ちゃんが現場に向かいます。

そこで、柿沢さんとマリコさんが自分の危険をかえりみず、すぐに危険を回避する行動をとったのに対して、相馬さんは怖くて足が動かなかった。

自分には科学で人を救うことはできないと落ち込む相馬さんに、マリコさんがかけた言葉が印象的でした。

マリコさんと相馬さんの師弟関係も注目です。

 

この話の注目ポイント

今回注目したのは、以下のポイントです!

 

  • なぜ日野所長が拘束されてるの?
  • 佐伯本部長曰く、大した男じゃなかった
  • 先輩を信じる相馬さん。疑わなければならない蒲原さん
  • 蒲原さんを心配するマリコさん。優しく受け止める土門さん
  • 一生懸命謎解きをする相馬さん、手伝う亜美ちゃん
  • 意味深な相馬さんの言葉。でも誰も聞いちゃいない
  • とっさに体が動いた柿沢さんとマリコさん。足がすくんでしまった相馬さん

 

・なぜ日野所長が拘束されてるの?

話の冒頭で、日野所長が椅子に座っていて、動かないように拘束されています。

そして、マリコさんが爆弾処理班の柿沢さんの指導を受けながら、爆発物の処理にあたっています。

 

もちろんこれは訓練なんですが、どうしてこういう時に所長が被害者の役になるんでしょうか(笑)。

科捜研では立場が一番上のはずなのに。

 

所長が言うように、訓練なんだから臨場感を出さなくてもいいんだけど、相馬さんや亜美ちゃん、宇佐見さんまでが演技をしているようで面白かったです。  

 

・佐伯本部長曰く、大した男じゃなかった

連続爆破事件の3人目の被害者は、京都府警の元警備部長でした。

現在は公益法人天下りして、専務理事を務めていました。

 

土門さんと蒲原刑事は、佐伯本部長に被害者の話を聞きに行きますが、本部長は、

「仏さんには悪いが、大した男じゃなかった」

とばっさり。

 

亡くなった被害者に対してあんまりだと思ったのか、藤倉刑事部長がたしなめますが、

「事実だからね」

とあっさり。

 

でも、府警でのキャリアには不相応なほど良い所に天下りしたと指摘して、事件のヒントをくださってましたわ!

政治家とのつながりがあるかもしれないと。

 

それにしても本部長、出前で取ったうな重みたいなの、やたら高そうなんですけど!

 

・先輩を信じる相馬さん。疑わなければならない蒲原さん

相馬さんって、いたずら好きでちゃらんぽらんな感じがする時もありましたが、義理人情には厚かったですよね。

 

相馬さんは科捜研の女を卒業してから、19シリーズの第3話で久々に登場しました。

その時も友人の科学者に関する疑惑を晴らそうと、一生懸命になっていました。

 

今回も先輩である柿沢さんが、連続爆破事件のカードについて何かを知っていて、それを隠しているのではないかという疑いが持ち上がります。

さらに、蒲原刑事は、柿沢さんが何かを隠しているのは怪しいと考えます。

柿沢さんはそんな人ではないと、蒲原さんの言葉に強く反発する相馬さん。19シリーズの第3話でも、友人が疑われた時は必死に抗議していました。

相馬さん、変わっていませんね。

 

蒲原刑事は、刑事として自分は人を疑わなければならないと強い調子で答えます。

自分が何かを見逃すことで、誰かが危険な目に合うかもしれないと。

「俺は怪しいと思えば、同僚だって誰だって疑う。疑わなきゃいけなかったんだ」

と言います。

 

この話は16シリーズなので、15シリーズの最後に落合刑事が亡くなってから、それほど時間は経っていないと思います。

蒲原刑事は、きっと落合刑事のことを思って、後悔の言葉を口にしたんでしょうね。

 

蒲原刑事にとって、落合刑事の存在は本当に大きいですね。

生前も仕事に対する姿勢など、大きな影響を受けていましたし、亡くなってからも、自分は刑事としてどうあるべきか、いつも考えさせられているのでしょう。

 

・蒲原さんを心配するマリコさん。優しく受け止める土門さん

蒲原刑事と相馬さんが言い争っているのをその場で聞いていたマリコさん。

蒲原刑事が落合刑事のことを引きずっているのを知り、土門さんに伝えます。

 

土門さんは意外にもそれほど驚かず、そのことが蒲原刑事の刑事としての軸になるかもしれないと言います。そして、マリコさんには

「俺は蒲原を信じているから、榊が悩むことじゃない」

と伝えます。

文字にするとなんだか冷たい感じがするかもしれません。

でも、実際にこのシーンを見ると、土門さんの言い方はマリコさんをいたわるような感じで、温かいです。

土門さんが蒲原さんだけじゃなく、マリコさんのことも大きく包み込んでいる感じがします。

すごくいいですよね、このシーン。土門さんが刑事としてしっかりとした軸を持っていることがわかるし、本当にかっこいいです。

 

マリコさんも土門さんの言葉に感銘を受けて、自分も相馬さんや亜美ちゃんに科捜研の研究員としてのあり方を示していかなければいけないと言います。

この前後編は、刑事や研究員の先輩が後輩に伝えることも大きなテーマになっていますね。

 

・一生懸命謎解きをする相馬さん、手伝う亜美ちゃん

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 先輩の柿沢さんに向けられた疑いを晴らすため、さらにますますエスカレートしそうな犯行を阻止するためにも、相馬さんは現場に残されたカードの謎解きに必死に取り組みます。

 

 亜美ちゃんも相馬さんに巻き込まれて、迷惑そうではありながら、ちゃんと徹夜にもつきあってあげていました。

 

風丘先生が差し入れに持ってきた八ツ橋にも見向きもせず、謎解きに没頭する相馬さん。

そのかいあって、カードのメッセージの意味が判明し、次に爆発物が仕掛けられるであろう場所を割り出すことができました。

 

・意味深な相馬さんの言葉。でも誰も聞いちゃいない

カードの謎解きをする時に、相馬さんは

「これは俺にとって最後の事件だからな・・」

と言っていたのですが、その場にいた亜美ちゃんには華麗にスルーされて、誰にも触れてもらえません(笑)。

「最後の事件」であることは、次回でよくわかるのですが。

 

・とっさに体が動いた柿沢さんとマリコさん。足がすくんでしまった相馬さん

相馬さんと亜美ちゃんが次に爆発物が仕掛けられるであろう場所を割り出し、二人と柿沢さん、マリコさんが向かいます。

 

そして、その現場で、宅配便の配達員が爆発物である可能性が高い荷物を持っているのを見つけます。

犯人がタイマーで爆発物を爆破させるであろう時まで、ごくわずかな時間しかなく、柿沢さんはとっさに配達員からその荷物を奪います。

マリコさんも、何も知らず、そちらの方に偶然近づいていった子どものところに駆け寄り、爆発から子どもを守ろうとします。

二人とも、自分が危険にさらされる可能性があるのに、全く躊躇していませんでした。

 

その二人の行動を見ていた相馬さんは、自分も何かしなければと思いながらも、足がすくんで何もできませんでした。

次回、相馬さんはこの自分のあり方を悔やむことになります。

 

 

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