科捜研の女 20シリーズ第5話感想 牛が見た殺人
土門さんが戻ってきて、マリコさんと取調べしたり、聞き込みに行っているだけでうれしい!
今回は牛のマリリンが大活躍の回でした❤
あらすじ、撮影裏話
第5話のあらすじ、撮影裏話、出演者の情報をお伝えします!
主なゲスト出演者(敬称略)
夙川アトム、秋元才加、中原果南、奥井隆一、竹下健人、中須翔真
・第5話のあらすじ
高級ホテルチェーンの女社長、柊恵子(中原果南)が殺害されているのが発見された。
マリコたちは、靴底に付着していた草やバッグについていた跡から、牛がこの事件に関係しているのではないかと考える。
土門たちの捜査により、柊社長がリゾートホテル開発のため、強引にみくら牧場の買収を進めようとしていたことが判明。
土門たちは買収にからんで、みくら牧場のオーナー、三倉秀一(夙川アトム)が事件に関与しているのではないかと推測するが・・・。
東映のHPに掲載されたあらすじはこちら。
・第5話の撮影裏話はこちら。
感想
第5話の感想です。
一口感想
牛に注目するって、ユニークですね。これまで牛をじっくり見たことがなかったけど、
どっしりして穏やかで、確かに悩みを打ち明けたくなるかも(笑)。
買収を強引に迫っていた女社長が、一転して牧場を支援することにした理由がとても意外でした。
この話の注目ポイント
今回注目したのは、以下のポイントです!
・マリコさん、なんで牛の鼻紋がすぐにわかったの?
今回最大の謎だったのがこれですかね(笑)。
マリコさん、牛の鼻紋の形まですぐにわかるの?どこでそれを学んだの?マリコさんに聞いてみたいです。
被害者のバッグについていたのが、牛の鼻紋であったということと、靴の裏についていたのが牧草だったというのが、この事件の大きな鍵になるんですけども。
また、土門さんが
「この鼻か」
と自分の鼻を指差したのがかわいかったです(笑)。
・人気者のマリリン
殺害現場であることが判明したみくら牧場には、マリリンという特別に大事にされている牛がいました。
マリリンのミルクは他の牛のミルクと違って、特別おいしいからです。
みくら牧場のオーナーで、牛博士と呼ばれている三倉秀一も、マリリンを溺愛しています。
他の牛と離して別の場所でマリリンを飼育していて、その場所を
「マリリンと僕の愛の巣」
と言っています。
被害者の女社長もマリリンに恋の悩みを打ち明けていました。
牛博士に世話されていた時のマリリンはつぶらな瞳で、おだやかでどっしりしていて、悩みを打ち明ける気持ちもわかるかも。
・マリコさんと少年の交流
みくら牧場でマリコさんたちが牛の鼻紋を採取していた時、遠くの方でその様子を見ている少年がいました。
その子は牧場にあるカフェの店長の息子であることが、後にわかります。
その子がクレヨンで書いていた絵からヒントを得て、事件は解決に向かっていきます。
マリコさんの絵に対する評価が、いかにもマリコさんらしくて面白かったですね。牛の歯の数が正確に描けてるとか、脚の角度がいいとか。
その評価を聞いて、少年はマリコさんがよくわかっている人だと感じたようで、マリリンの調子が悪くなった時も、マリコさんに助けを求めます。
マリコさん、科学の知識は豊富にあるけど、獣医さんじゃないんですけど💦
でも、そうやってマリコさんが呼ばれたおかげで、マリリンが治療用の磁石以外にも、別の何かを飲み込んでいることがわかります。
それがきっかけで、事件の真相が明らかになっていきます。
・牛博士の表と裏の顔
牛博士と呼ばれる三倉秀一は、牛に対する知識が豊富で、心から牛を愛しています。
その様子を見て、人は三倉のことを純朴で清らかな人であると思っています。
でも、土門さんが調べたところ、三倉は脱税をして、浮いたお金を贅沢品の購入にあてていました。
三倉は幼い頃、女一人で苦労して牧場を運営していたお母さんの姿を見ています。貧しくて、ほしいものを満足に買えませんでした。
大人になって自分が牧場を経営し、お金が手に入るようになりました。
そうすると、幼い頃にほしいものが買えなかった分、今脱税して高級品を買うという行動に出たのです。
土門さんは三倉に、
「純粋に牛に向き合っていたことを思い出すべきじゃないですか」
というようなことを言っていました。
でも、私は三倉の牛に対する態度は不誠実だとか、汚れたものだとは思わなかったです。
牛に対しては、昔と同じように愛情を持って接していたと思うので。
ただ、脱税のことだけですよね、悪いのは。経営状態が悪いと見せかけていたことも、もちろん良くないですが。
・女社長の心変わり
いらすとや
被害者の女社長は、実は三倉の幼なじみでした。
小学生の頃に三倉の家の牧場に見学に来て、その後も牧場に遊びに行っていました。その頃は心の通い合いがあったんですよね。
大人になって、被害者はホテル開発を手掛ける会社の社長になりました。
幼い頃は素直でかわいらしかったのですが、今はいつも口をへの字にして、部下にも辛辣な言葉を投げかける厳しい人になっていました。
三倉の牧場が経営難であることを知り(事実とは違っていたのですが)、立地もいいことから、牧場を買収して、リゾートホテルを開発する計画を立てます。
そして、三倉にも強引に買収を持ちかけていました。
でも、ある時突然買収計画をやめて、牧場を支援すると言い出します。
その心変わりの原因は、女社長が三倉への恋心を自覚したから。その気持ちを牛のマリリンにも打ち明けていました。
ここらへんの心の移り変わりを、もう少し丁寧に見たかったという感じがします。時間が限られているから、しかたなかったかもしれませんが。
犯人は女社長の部下でした。
買収計画を急に撤回するという女社長に対して、買収計画を継続するよう求めます。
しかし、女社長からは拒否されます。さらに自分のことを「やめてもらう。代わりはいる」などと言われて逆上し、被害者を殺害してしまいます。
なんでそんなに犯人は買収計画にこだわったのかなあ?融資も決まっているってことだけですかね?これも時間が足りなかったような。
・マリリンに相談する土門さん
最後、マリリンに
「榊っていう奴にずっと振り回されてるんだ。どういう子供だったんだろうな」
って相談する土門さん(笑)。
マリコさんが14歳の頃は、そんなに人を振り回す感じはなかったけど、どういう子供だったんでしょうね。
マリリンは二人を見てどう思っていたのでしょうね。
「好きにやってて」
と思ったかも(笑)。
来週はまた土門さんがいないかも💧。でも、どういう話か楽しみです。