マンガってやっぱり夢の世界。
現実にはありそうもないことだけど、マンガでは夢の世界に思いきりひたりたい。
そういう方、女性にはけっこうたくさんいるのではないでしょうか。
書いててこっぱずかしいんですけど、私も実はそうです(笑)。
「イケメンで仕事ができて、しかも恋人や妻に一途な男性に愛されたら・・・」と夢みる女性の皆さん。
今日は、そんな方にオススメの作家さんをご紹介します。
その作家さんとは、深海魚先生。
お名前は「しんかいぎょ」ではなく、「ふかみさかな」と読みます(笑)。
作品は小学館が発行しています。
小学館の作家紹介のページを見ると、5月10日に「ハツコイと許嫁」という作品が発売予定ではないですか!
知らなかった!!絶対読むぞー!
イケメンで仕事ができて、恋人や妻に一途なヒーロー
話を戻して、深海魚先生の作品の魅力は、なんといってもヒーローの素敵さにあります。
そう、「イケメンで仕事ができて、恋人や妻に一途なヒーロー」です。
絵もとてもきれいで、ヒーローもとてもかっこいいです。
マンガを読んでいると、絵のきれいさは重要だとつくづく思います。
面白そうな話でも、あまり絵がうまくないと読む気がなくなってしまいます。
深海先生、絵のきれいさにますます磨きがかかっている感じがします。
深海先生のいくつかの作品を見ていると、ヒーローの外見がどこか似ていると感じるかもしれません。
先生の好みなんでしょうか(笑)。
確かに似ているところはあるんですけど、かっこいいから、私はぶっちゃけ気になりません(笑)。
「恋人や妻に一途」というのも大きなポイントですよね。
マンガの世界なんだから、浮気性な男性の話は読みたくない!と思います。
でも、先日第1巻が発売された「好きになるまで傷つけて」という作品。
珍しく女遊びが好きな男性がヒーローなんです。
ただ、話の感じから、この男性も主人公の女性にメロメロになっちゃうんじゃないかなーという予感がします。
女性と派手に遊んでいた男性が、主人公の女性を好きになって一途になる・・・。 これはこれでたまらない展開ではないですか!
続きを読むのが本当に楽しみです。
「仕事ができる」ということにつながってくるのですが、仕事でもプライベートでもヒロインをさりげなくフォローする。
しかも、その気遣いがとても自然で、余裕があって、押し付けがましくない。 うーん、たまりません(笑)。
ウブで不器用、でもまっすぐな性格のヒロイン
こんな素敵なヒーローと恋におちるヒロインは、ウブで不器用、でもまっすぐな性格の女性です。
男性経験が少ない女性が多くて、恋に不器用。
対するヒーローは女性経験が豊富で、女性の扱いもうまくて包容力があるタイプ。 憧れますよねえ・・・。
ヒロインは他人を陥れようとするタイプではなく、純粋でまっすぐな性格であることが多いです。
ヒーローがどうしてそんなにヒロインに惹かれるようになったのかは、正直わからないことも多くて。
きっかけが描かれていることもあるのですが、「え?そんなことでそんなに好きになっちゃったの?」と思うことがあります。
一目惚れに近い感じでしょうか。
深海先生のヒーローのタイプ別作品紹介
私は深海先生の作品を全部読んでいるわけではありません。
でも、読んだ作品はどれも魅力的なので、ヒーローのタイプ別に(笑)簡単に紹介します。
どの作品を読んでも、損はしませんよ!
妻を溺愛するスーパーダーリン - 「ない嫁」シリーズ
ヒーローの考太郎は、ヒロインの希の元上司。
仕事ができて、かっこよくて、クールで女性にモテモテ。
寄ってくる女性たちを切っては捨て、切っては捨てしていました。
自分に勝手な理想や妄想を押し付けてくる女性たちには心底うんざりしていた幸太郎。
ある日、彼氏に振られた希が職場の飲み会で酔っ払って、介抱しれた考太郎と一夜をともにすることに。
でも、希は女性にクールな考太郎の評判を知っていて、どうせ自分には本気になってくれないだろうと考えます。
それで、考太郎に
「昨夜のことは忘れてください」
と告げます。
考太郎は一度関係を持つと自分に溺れて、どこまでも追ってくる女性たちを見慣れていました。
それで、一夜をともにしても様子が変わらず、「忘れてください」と言う希に興味を持ち、
「その目に惚れた」
といきなり希にプロポーズ!!その後二人は結婚します。
こんな簡単なきっかけで結婚した二人はうまくいかないと思いきや、考太郎は妻の希を溺愛。
二人はラブラブな結婚生活を送ります。
希の方は、考太郎がどうして自分を好きになってくれたのかがわからず、不安に思う時もあるんですけどね。
話を読んでいくと、そんな心配は全く不要であることがわかります。
このシリーズは5つの本に別れていて、他の読み切り作品とセットになっています。
クールなスパダリが妻を溺愛する話が読みたい方にお勧めです!
この作品、以下のページにも感想を書いていますので、よろしかったらどうぞ♪
ソフトで包容力のある男性 - 「一度セックスするまで死ねない!」
この作品、すごいタイトルですが、内容もそのものズバリなんです(笑)。
ヒロインの奏はスキンケア商品のメーカーの開発部に勤務する理系女子。
新商品の開発企画の会議にメンバーとして招かれて、マーケティング部の恭一と出会います。
ある日、コンビニで雑誌を立ち読みしていた奏。
そのコンビニに車が突っ込んできて、危うく事故に巻き込まれるところでした。
実際には無傷だったものの、それまでの人生を振り返って、一つだけ悔いがあることに気づきます。
それは、
「まだ一度もセックスしてない」
こと。
奏はその悔いをなくすため、次に会議に出席した時に、恭一に一回だけ自分とセックスしてほしいと持ちかけます。
その前に男性と付き合おうとしたのですが、簡単に付き合えるものではないことがわかり、そのような手段に出たのです。
恭一を選んだのは、「女慣れしてそうだから一回くらいならしてくれるかも」と思ったから(笑)。
その申し出に当然驚いた恭一ですが、奏の思いを聞いて、
「オレをその気にさせられたらね」
と答えます。
奏はその答を聞いて喜び、恭一をその気にさせるためにアレコレがんばるというわけです。
恭一はソフトな印象で人当たりがよく、仕事もできる男性。当然女性経験も多くてモテそうです。
奏の変わってはいるものの、まっすぐで一途な性格を受け入れて、優しく包んでくれる包容力もあります。
ソフトで大人、包容力がある男性の話を読みたい方にお勧めです!
ちなみに、深海先生の他の作品にも、恋人たちが初めてのエッチに至るまでの話や、エッチにまつわる話がけっこうあります。
コミュニケーション力が高く、余裕のある男性 - 「恥ずかしいので、また今夜」
この作品に登場するヒーロー、紺野はコミュニケーション力が高くて、同僚や取引先からの評価も高い男性。
ヒロインの咲子は過去の恋愛経験から、とにかく人前で恥をかくことを恐れています。
仕事とお金を貯めることを最優先にして生きてきました。
でも、20代後半になって、やはり結婚はしたいと婚活を始めます。
でも、恋愛は抜きで、共働きで家事を分担するという条件ばかりを相手に求めるので、婚活がなかなかうまくいきません。
ようやく交際に発展した男性がいたのですが、それがなんと結婚詐欺であることがわかります。
800万円を騙し取られようとする寸前のところで、紺野に危機を救われます。
咲子は職場の同僚にも結婚することを伝えていました。
それで、同僚たちには「結婚詐欺にひっかかった」という恥ずかしいことをなんとか隠したいと考えます。
紺野はそんな咲子の気持ちを理解して、
「自分にまかせろ」
と、同僚たちへの対応を引き受けてくれます。
結婚詐欺のことが以外にも、仕事でもさりげなくフォローしてくれる紺野。
実は咲子のことが前から好きで、ガードが固い咲子にどうアプローチしようか迷っていたのだとか。
紺野はコミュニケーション力が高くて、大人で、相手に恥をかかせないので、咲子も安心して惹かれていきます。
というようにとてもかっこいいヒーローなので、オススメです!
この作品の感想は以下のページにも書きました。
恥ずかしいので、また今夜(ネタバレ感想) - 好きって幸せ!
女好きでも人を見る目があって、包容力もある男性 - 「好きになるまで傷つけて」
この作品のヒーロー、冴島は、最近の深海先生の作品では珍しいタイプではないでしょうか。
ITベンチャー企業の社長なのですが、
「女とヤリまくりたくて会社起こして、こうして頑張ってきたのに」
という男です(笑)。
でも、仕事はできて、何よりイケメンで、まわりの人間への気遣いもあるため、人からは好かれています。
ヒロインの栞里はどうしても男性に気を遣ってしまって、付き合いのなかでも本当の自分が出せないタイプ。
それで男性とお付き合いまで行くことができません。
「気をつかわずにすむ人に出会いたい」
「年とって老けてもお互いさまって思い会えるような
そういう仲になれる人と穏やかに一生暮らしたい」
という希望を持っていますが、友人たちからは「理想が高い」と言われています。
それで、男性に対する理想の高さをなくし、恋愛音痴を克服するため、モテファッションに変えます。
さらに、出会いを求めて、お硬い職場からITベンチャー企業に転職。そこで冴島に出会いました。
冴島の会社の幹部たちは上場を目指していて、女遊びが激しかった冴島のプライベートに口出しするようになりました。
会社のイメージダウンを恐れているわけです。
それで、冴島に仕事をたくさん振って、プライベートの時間を十分とれなくしていました。
冴島はその状況をなんとかしようと、面接後に栞里に声をかけて助けを求めます。
冴島は金髪のエクステをつけて面接に来た栞里を、遊び慣れた軽い女性だと思っていました。
それで、常に側にいて、冴島の立場をフォローして、スケジュールを組みかえて遊べるスキを作ってほしいと頼みます。
実は、セフレにしようという狙いもあるのです!
でも、栞里が処女でもともとは硬い女性であることは、冴島にはすぐにバレます。
それで、栞里に秘書もセフレになることもやめるように告げます。
でも、栞里は男性に幻滅するために転職したので、ロクデナシの冴島のそばにいれば、その目的が達成されると考えます。
栞里は結局秘書を続けることになります。
そして、冴島が仕事では有能でまじめに取り組んでいることや、まわりの人をよく見ていて、相手を尊重していることを知ります。
また、自分を大切にしてくれることにも気づいて、冴島に惹かれていきます。
そして、冴島もどうやら栞里に惹かれていることがなんとなくわかったところで、1巻は終わり(笑)。
続きが本当に楽しみです。
イケメンで包容力があって、本当に素敵なヒーローです。
またまた魅力的な男性が登場 - ハツコイと許嫁
*この項目は2021年5月16日に追記しました。
新作かと思っていたんですけど、読んでみたら「好きになるまで傷つけて」の前に書かれた作品みたいですね。
1巻がまるまる表題作の作品というわけではありません。
「許嫁シリーズ」3作品
読み切り2作品 「限界オフィスラブ」、「女神は傷だらけ」
という構成になっています。読み切り集と言ったほうがよいかもしれません。
このなかで「女神は傷だらけ」が2012年の作品で、その他はおそらく2019年と2020年の作品です。
おそらくと言うのは、「許嫁シリーズ」の最後の作品、「ハレノヒと許嫁」は描き下ろしで、書かれた時期がわからないからです。
2012年と最近の作品を比べてみると、やはり絵の美しさが段違いです。
登場する男性も一層色っぽく、魅力的になっています。女性もかわいく、美しくなってるんですが(笑)。
今日は特に気に入った「許嫁シリーズ」と「限界オフィスラブ」について感想を書きます。
許嫁シリーズ
このシリーズは、これまでの深海魚先生の作品とはちょっと違う世界を描いています。
ヒロインは資産家のお嬢様で、ヒーローは華道の家元の跡取り。セレブ階級というか、上流階級のお話ですね。
ヒロインの十萌恵(ともえ)とヒーローの瑠夏(るか)は、生まれる前から親同士が決めた許嫁。
瑠夏は華道界では天才と呼ばれるスター華道家なのですが、芸術家ゆえか、生け花以外のことに全く興味を示しません。
でも、本当に美しい容姿で、十萌恵も「それでも私は恵まれている」と思っています。
二人は幼い頃から顔を合わせており、社会人になってからも月に一度食事を共にするだけの淡白な関係。
結婚自体に興味がなさそうな瑠夏を見て、十萌恵は
きっと私達はこのまま流れのままに結婚するんだろう
と思っています。
十萌恵は大学を卒業する時に、親たちに結婚の意思を改めて聞かれて、一度だけ社会に出たいと伝え、就職します。
ある日、就職先の会社の同僚男性に告白された十萌恵は、自分が恋をしたかったことに気づきます。
それで、瑠夏の家に突然押しかけて、
私達本当にこのまま結婚していいの!?
と、瑠夏に告白されたことを伝えます。
「社会に出て素敵な男性はたくさんいたけど 一度も特別な気持ちにならなかったの」
という十萌恵。
幼い頃から美しくて才能あふれる瑠夏と許嫁という関係でいたせいで、他の男性には興味が向かなくなってしまったのですね。
十萌恵は瑠夏に、もう自分は瑠夏と結婚して人生を充実させるしかないから、協力してほしいと気持ちを伝えます。
その話を聞いて、瑠夏は初めて十萌恵にキスをします。でも、その後放った言葉は、なんと、
「展示会が近いんだ この話 あとにしてもらっていい?」
というものでした。
この時はそれで終わったのですが、このことをきっかけに瑠夏も十萌恵との結婚について真剣に考えるようになります。
お互いに対する執着も強まってきて、大人の関係に近づいていくのですが・・・
二人が結ばれるまでのすったもんだが面白いです。
芸術家肌の美しい男性が許嫁を一途に愛していくという設定もとても良いです。
限界オフィスラブ
「許嫁シリーズ」に負けず劣らず気に入った読み切り作品です。
「許嫁シリーズ」はお互い初恋同士の初々しいカップルでしたが、こちらの作品はもう少し大人の雰囲気です。
深海魚先生の作品は読み切りが結構多く、連載作品も巻数がそれほど多くありません。
でも、どれも読み応えがあります!
この作品のヒロイン、佐田祥子はデザイン事務所に勤務する27歳の女性。
おそらくデザイナーの仕事をしているのだと思います。
その事務所の代表であり、祥子の上司である土屋誠は、デザイン業界で技量を認められているデザイナー。
多作で多忙ですが、クライアントの要望の要点を抑えるのが得意です。
部下に積極的に仕事を割り振り、大量の仕事をこなしています。
祥子いわく、
というより要点しかおさえない!! 細かい部分は丸投げ!!
という上司で、部下や仕事相手への当たりも強い。
まわりに圧力を感じさせるので、部下も聞きたいことを聞くのに勇気がいるという具合。
土屋の才能に憧れて事務所に入ってくる人間はあとをたたないが、残れる人はごくわずかという状態です。
祥子は残っている一人ではあるのですが、土屋の下で働くことに対しては、相当なストレスを溜めています。
それでも頑張っていられるのは、1年間付き合っている彼氏の存在がありました。
でも、ある日、彼に結婚する気持ちになれないので、別れてほしいと言われてしまいます。
今まで彼がいたから、今の職場で頑張ってこられた祥子。
もう頑張れないと、土屋に辞めることを伝えます。
理由を聞かれて、彼氏に振られて頑張っていく気力がなくなったことを伝えると、土屋は、
「じゃあオレがそいつのことを忘れさせれば問題ねぇな?」
と言います。
「仕事以外のワガママを全部聞いてやるから、言ってこい」とも。
今までとは打って変わった態度に驚く祥子。
でも、「どうせ辞めるんだから」と、ワガママを言うようにしたら、土屋は適当ではあるものの(笑)、ちゃんと応えてくれる!
要点を掴むのがうまいと言われている通り、応え方も要点をちゃんと抑えているんです!
いいですねえ、こういうふうにワガママに応えてくれたら。キュンキュンしちゃいました(笑)。
ちなみにこの「ハツコイと許嫁」という作品も、後でご紹介するコミックシーモアで購入しました。
50%オフクーポンがあったので、すごくお得に買えちゃって、なおさらよかったです♪
ここまで、深海魚先生のイケメンで仕事ができて、恋人に一途な男性が登場する作品をご紹介してきました。
マンガの世界ならではのうっとりするような魅力的なヒーローが出てきます。本当にお勧めです!
コミックシーモア
各商品の紹介のなかで、紙版のコミックを売っているお店のリンクを貼りました。
紙版でコミックを楽しんでいる方も多いと思います。
でも、実は私は最近コミックを全部電子版で楽しんでいます。
楽天KoboやAmazonのKindleも利用しているのですが、最も頻繁に利用しているのはコミックシーモア。
いいなと思っているのは、以下の点です。
-
配信しているコミックの種類が豊富。無料で読める作品もたくさん
-
ポイント払いにすれば、一般の支払い方法より安く読める
-
20%オフ、30%オフのクーポンが頻繁に出るので、うまく使うとお得に買える
-
よく利用していると、時々50%オフのクーポンも送られてくる
-
他の電子書籍配信サイトと比べても、実用書や小説なども安い(ポイント払い)
ご紹介してきた深海魚先生の作品も、コミックシーモアでまず無料で読んで気に入り、ポイントで購入しました。
無料で読んで、とてもいい作家さんに出会えたと思います。
私はもともと、
「本やコミックは紙じゃないと」
と思っていた古い人間なのですが、電子版で読むと、収納スペースがいらないのですごく助かっています。
今まではスペースがなくなると、その都度整理しては処分したりしていましたから・・・。
スマホの画面で読んでも十分楽しめますし、もう少し大きい画面で見たい時にはパソコンで見ることもできます。
あと、私は楽天を結構利用するので、楽天ポイントが貯まっている時には楽天Koboを利用することもあります。
まずは無料作品から読んでみてはいかがでしょうか。
ご紹介した深海魚先生の作品も、時期によっては1巻だけ無料で読めたりもします。