18シリーズ第8話 悩める解剖医
話のタイトルは東映のHPに書かれているものを記しています。
でも、この話、プロゴルファーが殺害された事件が一応メインの内容だと思うんですけど、タイトルが「悩める解剖医」って。
まあ、ファンの人たちには久しぶりに登場した風丘先生のお子さんたちや、大樹君の結婚騒動の方が関心があるかも(笑)。
また、最後の土門さんの意味深発言にもやきもきさせられました!
あらすじ、撮影裏話
第8話のあらすじ、撮影裏話、出演者の情報をお伝えします!
主なゲスト出演者(敬称略)
田中律子、山本圭祐、沢井美優、柴木丈瑠、河本千明、和田慶史朗、染野有来
・第8話のあらすじ
人気プロゴルファーの矢吹伸太郎(柴木丈瑠)が亡くなっているのが発見され、マリコは所轄の署の岩尾刑事(山本圭祐)に呼ばれて臨場する。
矢吹は病死と見られていたが、岩尾刑事は「鬼嫁」としてマスコミにも騒がれている妻の麻由(沢井美優)が夫を殺害したのではないかと疑っていた。
一方、解剖医の風丘の息子、大樹(和田慶史朗)が結婚することを家族に報告。相手はなんと19歳年上の女性。
風丘は矢吹の事件を調べるかたわら、マリコに息子の結婚問題について相談するが・・・。
東映のHPに掲載されたあらすじはこちら。
・第8話の撮影裏話はこちら。
感想
第8話の感想です。
一口感想
この回、早月先生の息子さんの結婚問題とか、土門さんの異動疑惑とか、興味を引く話題があったせいで、事件自体の印象が薄くなっているかも。
でも、脳梗塞を人為的に起こすことができるというのは衝撃的でした。といっても、実際には条件がよっぽど揃わないと無理だと思うし、やっちゃいけない、もちろん(笑)。
この話の注目ポイント
今回注目したのは、以下のポイントです!
- とばっちりを受けた岩尾刑事
- 久しぶりの風丘家登場
- 早月先生、マリコさんに相談するのは・・・
- 意味深な土門さん
- 鬼嫁ではなかった
- 大樹君の結婚を認める早月先生
・とばっちりを受けた岩尾刑事
この話、最後に土門さんが意味深なことを言って、その後に土門さんがいなくなるかのように煽る予告が流れました。
そのせいで、放送当時、岩尾刑事がとばっちりを受けることに。
放送後にツイッターを見ていると、土門さんがいなくなって、岩尾刑事が代わりにレギュラーになるのではないかと疑っていた人が結構いました。
それで、「あんな人が・・・」と、視聴者の怒りが岩尾刑事に向けられていたのです。
結局は岩尾刑事はこの回だけの登場だったんですけどね、今のところは。
岩尾刑事は根拠のない思い込みで犯人を決めつけたり、ちょっとずれたところはありましたけどね。
・久しぶりの風丘家登場
亜矢ちゃんは時々登場していましたが、大樹君は久しぶりの登場でした。
風丘家も昔はマンション住まいでしたが、今は一軒家に住んでいるんですかね。風丘先生、教授ですもんねー。
二人ともすっかり大きくなって、大樹君は結婚を考えるような年になっていたのですね。ドラマの中でも確実に時は流れています。
・早月先生、マリコさんに相談するのは・・・
早月先生の元同僚の先生が亡くなった回の記事でも言ったんですが、早月先生、マリコさんにプライベートの問題を相談してもムダだと思いますよ・・・。
大樹君の結婚相手が19歳年上だと聞いて、女性と付き合った経験が多くなさそうな息子がだまされているのではないかと疑う風丘先生。
マリコさんに相談をもちかけますが、マリコさんはいつも通り鑑定書に夢中。
でも、相談話をスルーされても、風丘先生はあっけにとられただけで、特に怒ってはいなかったのもいつもの通りですね。やっぱり寛大だわ、早月先生は。
そうは言ってもマリコさん、全く話を聞いていなかったわけではなく、亜矢ちゃんから助けを求められたら、風丘先生と結婚相手の女性が会っている店に乗り込んでいってくれました。
亜矢ちゃんが今もマリコさんのことを「師匠」と呼んでいたのもよかったです。
それに、風丘先生が息子さんの結婚を認めた後は、
「先生も子離れですね」
と声をかけていました。風丘先生の話、やっぱり少しは聞いていたのね・・・。
・意味深な土門さん
いらすとや
土門さんはこの回、研修を受けに東京に行っていて不在。
でも、マリコさんは事件のことを相談するために、土門さんに電話をかけていました。
土門さんを頼りにしているという感じでいいですね。
土門さんも、電話でマリコさんの話を聞いていて、研修が始まるからと呼ばれると、
「もっと話を聞いてやりたいが・・・」
と言っていたのがよかったです。土門さん、やさしいー。
でも、研修の名称が書いてある張り紙の「刑事」という文字に拳を軽く当てていたのが、
何か思わせぶりで。
もちろん、最後のシーンの
「俺がいなくても大丈夫そうだな」
というセリフとその時の表情も!
全て正月SPの伏線だったので、やきもきさせられましたよねー。その時の年末年始、土門さんがいなくなるのではないかと心配して、真っ暗でした。
もうそういう煽りはやめてほしいですね。最近もう一回ありましたが(苦笑)。
・鬼嫁ではなかった
いらすとや
プロゴルファーを殺害した犯人は、タレントをしている妻のマネージャーでした。被害者の男性は3年くらい前から、このマネージャーの女性と不倫をしていました。
女性は妊娠しても堕ろせと言われて、その言葉に従ってきました。
男性と別れることもできませんでしたが、男性への思いを断ち切りたいという気持ちが強くなってきたのです。
妻が医者から、男性が脳梗塞を起こす可能性があるということを聞かされた時にも同席していて、その状況を利用しようと考えつきました。
女性は男性からゴルフのレッスンを受けている時に、わざと男性のあごを強打して、脳梗塞を起こさせる刺激を与えたのです。
もちろん、刺激を与えたからといって、必ず脳梗塞になるとは限りません。
女性の勝手な理屈では、男性が脳梗塞を起こして亡くなったら、「男性は自分にとって必要がない人」だと言うことらしいです。
蒲原刑事が言っていたように、女性がいくらそう考えていても、男性を殺害したのは神様などではなく、女性自身なんですよね。
プロゴルファーの男性も、自分は浮気をしているくせに、奥さんに浮気の徴候が見られると、奥さんを責めていました。勝手な男ではあります。
鬼嫁と言われていた奥さんは、最近ゴルフの成績がふるわない夫のために、鬼嫁のキャラを演じていました。
「鬼嫁に虐げられている夫」ということになれば、テレビに出る機会も得られると考えたのです。
夫の脳の状態がわかってからは、奥さんはプロボクサーになって、自分の力で夫を養っていこうとしていました。
鬼嫁どころか、夫のことをひたすら考えているけなげな妻だったのですね。
岩尾刑事は奥さんを疑っていたことに対して謝罪していましたが、最初から疑いが根拠のないものだったので、やっぱりいただけません。
・大樹君の結婚を認める早月先生
大樹君の結婚相手の女性も、鬼嫁と言われていた被害者の妻と同じように、外見や言動の印象とは違っていました。
思いやりがあって、大樹君のことを心から愛していることがわかって、早月先生も結婚を認めることにしました。
結婚相手の菫さん、早月先生とは気を使わずに、言いたいことを言い合える関係になっていくんじゃないでしょうか。
19シリーズで早月先生が人質になった回でも、早月先生と、大樹君、菫さんが3人で食事に行く約束をしていたというエピソードが出てきましたね。