科捜研の女 20シリーズ第2話感想 マリコのハロウィーン大作戦
今シーズン、「科捜でんの女」という動画配信企画が始まりましたね!
サイエンスショーの企画・演出をして、テレビにも数多く出演されているでんじろう先生と沢口さんのコラボは、なかなかいい企画だと思います。
実験の最中に怖がったり、驚いたりする沢口さんの素顔がかいま見られるのもうれしいですね!
今シリーズから、以下でご紹介する東映のHPに「科捜でんの女」の動画が掲載されていて、便利です。もちろん、Youtubeでも見られます。
東映のHPではこのほかにも、マリコさん以外の科捜研メンバーが出演しているルヴァンプライムのCMも見られます。
それでは、第2話の感想です。
あらすじ、撮影裏話
第2話のあらすじ、撮影裏話、出演者の情報をお伝えします!
主なゲスト出演者(敬称略)
村田雄浩、清水昭博、宍戸美和公、行澤孝、奥田ワレタ、大脇あかね
第2話のあらすじ
ハロウィーンの装飾が施された廃墟で、棺に入った男性(清水昭博)の遺体が発見される。男性は悪魔の扮装をしていた。
男性の服のポケットには「普通の中年」と書かれた名刺が入っていた。調べたところ、その名刺は迫田(村田雄浩)のものだった。
迫田はインターネット上のスキルマーケットで「普通の中年」と名乗り、人生相談にのったり、荷物を運んだりするなどの依頼を受けているという。
迫田は男性の殺害に対する関与を否定するが・・・
東映のHPに掲載されたあらすじはこちら。
・第2話の撮影裏話はこちら。
感想
第3話の感想です。
一口感想
楽しい回でした!
科捜研の女は、すごくシリアスな話も作れるし、このように楽しいコメディのような話が作れるのが魅力ですよね。
科捜研の女の世界は幅が広いなと思います。
この回の見どころはなんと言っても「強面の兄貴」。土門さんのキャッチフレーズとして残りそうな気がします(笑)。
「お説教マダム」と「イケオジ家具職人」も必見です!
この話の注目ポイント
今回注目したのは、以下のポイントです!
・ちょっと演出の感じが違う?
この前の回から思ってたんですけど、演出の感じがちょっと変わりましたかね?
前回は新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあって、キャストの方々の距離が離れてるからかなと思っていました。
でも、この回を見ると、キャストの方々のやりとりが、これまで以上に自然に見えるようにしているというか。
現実の世界で、職場で同僚同士がやりとりしているようなざっくばらんな感じがしました。
長年放送されているドラマですけど、その時々で変化しているんですよね。
最近は15シリーズのようなシリアスな雰囲気ではなく、今の風潮に合わせた軽い感じになっていると思います。
・ダジャレを蒲原刑事に確認するマリコさん
「普通の中年」を名乗る迫田の聞き込みに行った時、マリコさんが蒲原刑事に、迫田が依頼人に言っていたダジャレを確認していました。
蒲原刑事はマリコさんにダジャレだと教えていましたが、その時のコミカルな表情がよかったです。
蒲原刑事はいつも真面目な印象ですが、「砂糖をたくさん入れすぎる」とか、「虫が嫌い」とか、面白い味付けもされていますね。
・にこやかに聞き込みをする土門さん。かえって怖い・・・
迫田が以前勤めていた会社に行って、社員の人に迫田の在籍時のことを尋ねていた土門さん。
女性社員ににこやかに話しかけて、なかなか表には出てこない情報を聞き出そうとしていました。
こう言っちゃなんですけど・・・そのにこやかな笑みがかえって怖かったりして(笑)。さすが、「強面の兄貴」。
覚えている方も多いと思いますけど、17シリーズ第11話で、女性アイドルにサインをねだっていた姿を思い出します。
19シリーズの第11話でも、「檀家ファイブ」に話を聞いていた時も、土門さん、ソフトな聞き方してるなと思ったんですけど。
まあ、容疑者に話を聞いてるわけじゃないですからね。ソフトな対応をしても不思議じゃないですが。
・マリコさん、それはいつも自分が言われていることでは・・・
犯人がスキルマーケットでさまざまな人に作業を依頼して、男性の殺害を成立させたことがわかってきました。
さらに、迫田が以前勤めていた会社の社長が、今度はターゲットになっているらしいことも明らかになりました。
それで、マリコさんは犯人に接触するため、自分達もスキルマーケットに登録することを思いつきます。
そして、マリコさんがメアリー・ポピンズの扮装をした「お説教マダム」になり、ターゲットの社長に接触します。
でも、そこでお説教している内容というのは、マリコさんが所長にいつも言われているようなことばかり。
マリコさん、言われていることに対して、自分のことだという気持ちが薄いんでしょうか(笑)。
内容はよく覚えているのに、自分を変えようとするところは全くない。これはだめだ・・・。
それにしても、「お説教マダム」の扮装は結構個性的なデザインだったんですけど、沢口さん、よく似合ってましたね。
裾が変わったデザインの真っ赤なジャケットとスカートを着て、真っ赤な手袋をして、黒縁のメガネに日傘をさしていました。
ところで、DNAって、首筋を綿棒でこするだけで採取できるもんなんですかね?いつもは口内をこすっているので、できるのかなと思っちゃいました。
・必見、「強面の兄貴」
土門さんは「強面の兄貴」として登録。
登録したプロフィール画面が映されていたのですが、けっこう細かく書かれていましたね。
「食事の同行」「力仕事」「電話での話し相手」がサービス内容に書かれていましたが、私はボディーガードをしてほしいかな。
刑事という仕事柄、ぴったりですよね。別に誰も襲ってこないんですけど。ボディーガードだったら、いつも一緒にいられるし❤
ハンチング帽にサングラスをして、ベージュのコートという扮装も面白かったです。
宇佐見さんの「イケオジ家具職人」もぴったり!チェックのシャツにエプロンをつける格好も、さすがイケメン、似合ってましたね。
・気持ちがちゃんと伝わっていれば・・・
迫田は横領の罪を着せられて、会社をやめざるをえなくなりました。殺害された男性は、迫田の同期入社で、後に迫田の上司になっていました。
「普通の中年」の依頼人が深刻な相談をしてくるのに、うまい答ができず、ダジャレを言っていた迫田。
会社に在籍していた時も、器用に立ち回ることができず、重要な会議の最中にダジャレを言って、かえってその場の空気を凍りつかせてしまったり。
でも、上司だった男性は、自分が部下を追い込みすぎるところがあると気づいていました。
それで、迫田がダジャレを言って、その場の雰囲気を変えるところを実は評価していたのです。
迫田も「言ってくれれば」と言っていましたが、男性が生きているうちに、できれば迫田が会社にいた時にそう言ってくれたら・・・。
そうすれば、二人の関係もだいぶ変わっただろうなと思います。
迫田も上司だった男性を殺した犯人を見つけようと、独自に動いていたようですから、表面はそっけないようでいて、二人の間には確かなつながりがあったのですね。
・クズっぷりがすごい犯人
犯人は迫田が勤めていた会社の女性社員でした。
その女性社員が実は横領をしており、その罪を迫田になすりつけたのです。
その事実を上司だった男性に知られて、今回の計画を立てて男性を殺害したのでした。
動機や経緯を聞いていても、全く同情の余地もないひどい犯人です。可愛そうだと思う必要がなくて、いっそよかったのかも。
取調べのシーンで、蒲原刑事が犯人に対して激怒していますが、最初は土門さんが怒ることになっていたらしいですね。
内藤さんが、怒る役目を石井さんに譲ったそうです。石井さんのツイッターに書かれていました。そういうこともあるんですね・・・。
内藤さんの後輩への気遣いが感じられるエピソードです。
・どもマリエンディング
最後はいつも通り、どもマリの会話で締め。熟年夫婦のような空気感は健在です。
うーん、やっぱりこれがなくっちゃ。
バタバタしていたら、もう第 3話の放送日になってしまいました。第3話の放送前に第2回の感想を書き上げることができて、よかったです。