科捜研の女 20シリーズ第1話感想 榊マリコになれなかった女
待望の科捜研の女 20シリーズの放送が始まりましたね!
初回放送前には、番組史上初のオンライン配信イベントも開催されました。
では早速、第1回の感想を書いていきたいと思います。
あらすじ、撮影裏話
第1話のあらすじ、撮影裏話、出演者の情報をお伝えします!
主なゲスト出演者(敬称略)
第1話のあらすじ
京都府警の受付に、10年前に人を殺したという女性(大久保佳代子)がやって来る。
土門と蒲原が話を聞くと、その星名瑠璃という女性は、10年前に高校で非常勤講師をしていたと言う。
当時、その高校の山岳部の訓練中に一人の女子生徒が亡くなり、事故として処理されていた。
しかし、瑠璃は自分が女子生徒を殺害したのだと話し、マリコに証拠を探し出し、鑑定してくれるように依頼した。
東映のHPに掲載されたあらすじはこちら。
・第1話の撮影裏話はこちら。
感想
第1話の感想です。
一口感想
待望の20シリーズスタート!
新型コロナウイルスの感染拡大により、撮影現場でも様々な対策がとられていることは聞いていました。
ドラマを見ても、キャストの方々の距離がいつもより広いような気がして、ここでも対策がとられているんだなと思いました。
この話は大久保佳代子さんのキャラクターなしでは成立しなかったという気がします。
東映のHPを読んでも、脚本の櫻井さんは早い段階から大久保さんをイメージして書かれていたようですしね。
この話の注目ポイント
今回注目したのは、以下のポイントです!
・大久保さん、すごい長セリフ!
最初に感心したのは、大久保さんが長セリフをとうとうと述べていたこと。
大久保さんは他のドラマにも出演経験がありますが、役者さんではないのにすごいなーと思いました。
お笑いの方って、ドラマに出てもすごくうまいということが多いですよね。やはり才能があるってことなのかな。
大久保さんがインタビューで、「沢口さんは存在しない人なのかと思ってた」というようなことをおっしゃっていて面白かったです。
結構やりとりがあったので、今は実在することがわかってるでしょうけど(笑)。
・土門さんがいっぱい出てる!
登場場面が少ない回もあるので、土門さんがたくさん出ているとそれだけでうれしくなります。
今回は蒲原刑事と聞き込みに行くことも多かったし、マリコさんの研究室にも来ましたしね❤
研究室では、ネクタイをちょっと緩めた土門さんが素敵でした!
・土門さんの警告
星名瑠璃がマリコさんに証拠を埋めた場所を伝え、証拠品を鑑定してくれるよう頼んだシーン。
マリコさんは鑑定で頭がいっぱいで、瑠璃の言うことをそのまま受け入れていました。
でも、土門さんは瑠璃がDNAの提供を渋るくせに、証拠品は鑑定させるということが気になり、マリコさんに
「あの女に操られるな」
と警告します。
経験豊富な刑事である土門さんの警告を聞いて、マリコさんは判断を間違うことなく、その後の鑑定を進められました。
いいですね、二人のこういうコンビネーション!
・マリコさん、所長の無視の仕方が進化してる
これって進化してると言ってはいけないんでしょうけど(笑)。
10年前に女子高生が転落死した崖に行って、遺留品のカラビナが壊れていなかったかを調べてくると言うマリコさん。
日野所長は、
「そんなの科捜研の仕事じゃない」
と言って、マリコさんを止めようとします。でも、マリコさんは、
「それでも行くとして」
と全く話を聞いちゃいない(笑)。所長の言葉が耳に入ってこない度合いが進んでいるような気がする・・・。
・マリコさんの跳躍力
オンライン配信イベントのアフタートークで、風間さんがおっしゃっていた「マリコさんの跳躍力」、すごかったですね!
沢口さんの体重が軽いためか、ぐわんぐわん揺れていました(笑)。
20シリーズ開始前に放送された「10周年でやれるかな」で、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷さんが安全性を確認してくれたこともあり(笑)、無事に撮影も済んだようですね。
下にいる宇佐見さんと蒲原刑事の方が動揺して、ワタワタしていたのが面白かったです。
・キスマイのお二人が汚しを手伝った白骨登場!
キスマイの藤ヶ谷さんと宮田さんが汚しを手伝われた白骨も登場していました!
事件の解明の鍵となるものだけに、何度も登場していましたね。しかもアップで。
キスマイのお二人はお忙しいでしょうから、ドラマは見ていないかもしれないけど、見ていたら喜んでくださるでしょうか(笑)。
「10周年でやれるかな」で科捜研の女の裏側を取材してもらって、シリーズ助監督の方やスタッフの方々のお仕事ぶりを見ることができました。
それで、この回が一層興味深く見られたと思います。
・あめくみちこさん、犯人役じゃなかった!
あめくさんと科捜研の女と言えば、16シリーズ第3回がすぐに思い浮かびます。この回、すごく面白かったんですよね。
どもマリ的にも見どころ満載でした。
久しぶりのご出演でしたが、私、途中まであめくさんが演じられていた元教師が犯人なのではないかと疑っていました(笑)。
だって、大久保さんが演じていた元非常勤講師の話を聞いて、いきなり興奮して、彼女が犯人だとか言い出したので。
脚本家の方の思惑に完全にはまってしまった感じです。
・普通に見える人が快楽犯って怖い・・・
星名瑠璃は自分の罪が軽くなるように、ぎりぎりのタイミングで出頭してきました。
そこまではなんとなくわかるんですけど、その理由を知ってびっくり!意外でした。
まさか、10年前に勤めていた高校の元同僚の先生と再会してつき合うようになっていたとは。
そして、瑠璃は結婚を望んでいたその男性の罪をかぶり、自分の罪もあまり重くならないように計算していたのです。
犯人の男は、見た目は本当に普通に見えるし、怪しいところはありません。
ドラマに出てくる快楽殺人者って、見た目から変な感じがする人物も多いですが、今回の犯人はそうではありませんでした。
それだけに、逮捕される時、証拠となるザイルを処分しなかった理由を聞かれて、
「二人を殺した大切な記念品」
と言っていたのが、とても恐ろしかったです。
星名瑠璃は結婚したがっていたけど、こんな異常な男と結婚せずにすんで、幸運だったのでは。
・土門さんの慈しむような笑み
星名瑠璃は、
「これまで生きてきて、スポットライトが当たったことなんて一度もなかった」
と言っていました。
でも、自分の不運とか恵まれない状況にとらわれすぎて、周りの人が寄せてくれる好意にほとんど気づいていませんでした。
最後の屋上のシーンで、マリコさんは
「スポットライトはきっと、浴びている方は気づかないのかもしれないわね」
と言いますが、そのマリコさんを見ている土門さんの笑みが❤❤❤
これぞ、どもマリですよー!!
マリコさんを慈しむような優しい笑みで、見てるこっちがもう・・・!!
ごちそうさまでした。
ああいうマリコさんを包みこむような優しい微笑みって、19シリーズ第12話の「赤い宝石」の話でも見られましたよね。
屋上で、土門さんが持ってきた情報でひらめいたマリコさんが、ファイルを押し付けるように返して、走っていってしまうところ!
それに、19シリーズの最終回、屋上でマリコさんのお父さんと話している内容もそんな感じで!いいわあ・・・
20シリーズは1クールの放送ということで短いんですが、これからもどもマリのこういうシーンがたくさん見たいです!