科捜研の女 20シリーズ第4話感想 眠り姫の秘密
土門さんがいないとすねまくって、リアルタイムでは見なかった第4話。翌日見ましたが、話自体はとても面白かったです。
では、感想を書いていきます。
あらすじ、撮影裏話
第4話のあらすじ、撮影裏話、出演者の情報をお伝えします!
主なゲスト出演者(敬称略)
杉田かおる、浜田学、松田るか、小堀正博、篠原真衣、西尾塁、櫻井忍、井上一輝
・第4話のあらすじ
タレントで、安眠枕の「眠り姫枕」のCMにも出演していた成沢真弥(篠原真衣)が殺害されているのが発見された。
真弥は「眠り姫枕」を開発した睡眠プランナー、織江美香子(杉田かおる)の息子と婚約しており、現場は新居となるマンションの一室だった。
所轄署の殿村刑事(浜田学)の検死により算出された死亡推定時刻と、死斑の出方の矛盾、遺体に付着していた一粒のあずき。
事件に関する様々な謎を、マリコをはじめとする科捜研メンバーが解明していく。
東映のHPに掲載されたあらすじはこちら。
・第4話の撮影裏話はこちら。
感想
第4話の感想です。
一口感想
コミカルなエピソードも盛り込みながら、話の筋はしっかり通っていて、とてもおもしろかったです。
杉田かおるさん、ベテランの俳優さんだけあってすごいなーと思いました。包容力のある睡眠の先生にしか見えない。
ご結婚されてから、お仕事をセーブされている印象があったけど、また出られるようになるのかな。
睡眠に関する知識もたくさん紹介されていて、とても得した気分にもなりました。
この話の注目ポイント
今回注目したのは、以下のポイントです!
・マリコさん、他人の反応が気になるんだ・・・
20シリーズの放送前から、予告で流されていた映像。解剖台の上に横たわるマリコさん。夢だったんですね(笑)。
でも、夢に見るってことは、心のどこかで宇佐見さんと風丘先生に悪いと思っていたんですかね。
宇佐見さんには「いつも振り回してごめんなさい」、風丘先生には「はた迷惑でごめんなさい」。夢の中の二人のセリフをそのまま言って謝罪していたのがかわいかったです。
マリコさんも、他人にはできれば嫌われたくないっていう気持ちがあるんですかね?意外でした。
そう言われた時の宇佐見さんと風丘先生の戸惑いと、亜美ちゃんのツッコミが面白かったです。
特に風丘先生は目を大きく開いて、固まってましたよね。
あと、マリコさんの寝姿や寝起きの感じはとてもかわいかったです。寝溜めもしましたしね(笑)。
・土門さん、もう一人のカオルさんと遭遇?
タレントの成沢真弥の遺体が発見されて、臨場した呂太君が、蒲原刑事に
「今日は土門さん、いないの?」
と尋ねます。蒲原刑事は
「他の事件で和歌山に行ってる」
と答えます。
和歌山といえば・・・和歌山県警の熊谷馨刑事ですよね!19シリーズの第7話、第8話に登場していました。
駅で電車に乗るマリコさんを見送る時に、マリコさんみたいな相棒がいて、土門さんがうらやましいと言っていた熊谷刑事。
和歌山県警で土門さんと会ったんでしょうか。別事件のスピンオフがみたいなあ!内藤さんも平岡祐太さんもかっこいいし・・・。
スピンオフじゃなくても、SPでマリコさんも交えて、ガッチリ組んで捜査してもらいたいです。ああ、見たくなってきた!
・すごいなあ、杉田かおるさん
今回は杉田かおるさんの存在感がすごかったです。
杉田さんはバラエティでもよく拝見しているので、地の感じがわかるのですが、本当に役になりきられていましたよね。
睡眠の知識が豊富で頼りになるコンサルタントという感じでした。息子に対する強い愛情も感じられて、包容力もあって。
さすがベテランの俳優さんだなあと感心しきり。
杉田さんは「科捜研の女」初出演じゃなかったかな?前にも出られてましたっけ?
経験豊富な俳優さんだけに、今回の出演も仕事の一つという程度だったかもしれませんが、出演の感想とかエピソードとか聞きたかったな。
東映のHPには書かれてなかったので。
また出ていただきたいです、杉田さんに。
・おなじみのゲスト出演者
初出演ではないかと思われる杉田さんに対して、科捜研の女でよくお見かけするゲスト出演者もいっぱい。
そのなかでも今回は所轄署の刑事さんを演じた浜田学さんと、被害者を演じた篠原真衣さんが印象的でした。
浜田さんは、マリコさんが着物を着た17シリーズ第9話でのちょっとおマヌケな狙撃犯の印象が強いです。
今回は刑事さんで、颯爽としていてかっこよかった。
土門さんがいなかったので、若手の蒲原刑事に対して、ベテランの刑事さんという役割を果たされていたように思いました。
篠原真衣さんは、浅野ゆう子さんが出演された19シリーズの前後編で、愛人を演じられていたのが印象深いです。
お綺麗だから、今回も恋多き女という感じの役でしたが、16シリーズ第16話のバスジャック事件では、元モデルのデザイナーさんを演じられていました。
これからもどんな役で出演されるのか楽しみです。
・宇佐見さん、メガネ素敵ですっ!
photoAC
この項目は「素敵ですっ!」って言いたかっただけ(笑)。
20シリーズ初回放送直前にオンライン配信がありましたが、そのなかで
「このシリーズからメガネをかける」
とおっしゃっていました。
科捜研の女のムック本でも、細かい作業をする時に見づらくて困るというようなことをおっしゃっていましたね。
今回かけていた銀縁のメガネ、知的でよくお似合いでしたよ・・・言いたかったのはそれだけです・・・。
・睡眠に関する知識がいっぱい
睡眠プランナーの織江先生が、睡眠についての知識を教えてくれていました。
私の寝室はけっこう光が入って寝付きがよくなかったので、遮光カーテンにしているのはもちろん、最近では雨戸もしめています。
その対策が間違っていなかったんだなと安心しました(笑)。
あと、ナルコレプシーって本当にあんな感じなんでしょうか。昼間に、何の前触れもなく、いきなり寝ちゃうんですかね?
周りに患者さんがいないし、知識もないのでわからないんですけど。
・ゲストがそのまま犯人って珍しい
最近科捜研の女の犯人で目立つのが、それまでの話ではチラッと出てくる程度だったのに、実際は犯人だったというパターン。そういう時は
「あんただったんかい!」
と言いたくなりますが。
今回は、ゲストの俳優さんが演じた役が犯人というパターンでした。最近ではけっこう珍しいですね。
睡眠プランナーの織江美香子は、息子の婚約者が息子以外にも男性と付き合っていることを知ります。
しかも、結婚した後もその男性と別れるつもりはないということも。
息子にそのことを伝えても、一向に信じようとしないのを見て、このままでは息子が不幸になると、婚約者を殺害することを決意します。
また、タレント志望で、「眠り姫枕」のCMに出演したいとアプローチしてきた女性に、殺害の罪をなすりつけようとします。
息子の婚約者に関する問題を知って、無神経なことを言ってきたためです。
若い時に夫が亡くなり、女手一つで愛情を持って育ててきた息子。
息子が不幸にならないようにと、被害者を殺害した美香子ですが、所轄署の刑事に
「被害者にも、罪をなすりつけようとした女性にも親がいる」
と言われて、涙を流します。
息子を思うあまり、視野がせまくなっていたんですね。
息子さんも立派な大人ですから、婚約者の不貞が事実だとしても、自分でなんとかしたと思います。
でも、息子を愛する親としては、黙って見過ごすことができなかったのでしょう。
・夢の中でもマリコさんを止めようとする所長
最後のシーンでは、科捜研の自室で居眠りをしている所長が出てきました。
しかも寝言で、
「マリコ君、ダメだあ!」
と言ってましたね。
普段からどれだけマリコさんの暴走を止めようと苦心しているのかが伝わってきました(笑)。
次回は土門さんが戻ってきて、マリコさんと一緒に牛がいる牧場に行きます。初めての脚本家さんみたいで、楽しみです!
それにしても20シリーズももう第4話まで来ました。ワンクールですから、半分くらいまで来たということですかね。
時の経つのは本当に早い・・・。残りの話も、存分に楽しみたいと思います!